【東京新聞杯2021】トラインがめっちゃ不気味な穴馬である2つの理由をざっくり紹介！

　正直、荒れる気配しかしない。

　有力馬は揃いも揃って外枠を引かされた上に、土曜日の東京は比較的逃げ、先行有利な高速馬場だった。

　対して、追い込み馬はレース平均上がり3ハロンより1秒以上早い脚を使ってもようやく3着が見える程度で、ヴァンドギャルド等の外から追い込みをかけたいクチの馬達にとっては厳しい戦いになりそうだ。

　そんな馬柱を見ながら予想していると、「トライン」がとても不気味な穴馬に感じた。

　そこで、今回は「東京新聞杯での穴馬をお探しの方」に、トラインが不気味な穴馬だと思った2つの理由をざっくり紹介したい。

この記事で分かること

• トラインが不気味な穴馬だと思った2つの理由

筆者の自己紹介

トラインが不気味な穴馬だと思った理由

①瞬発力がある馬だから

　　まず、大前提として今の東京競馬場は下級クラスですら走破時計と上がり3ハロンが早く、好走するには基礎スピードと瞬発力が必要だ。

　トラインは前走のキャピタルSこそ6着に終わったが、それ以前のレースは光るものがあった。

　2走前のキタサンブラックMでは、勝ちタイムが1.32.8で上がり3ハロン33.3秒の末脚で2着に1馬身1/2の差を付けて勝利した。

　確かに差し有利な展開が向いたものの、このレースは約10ヵ月のブランクがあった。

加えて、走破タイムと上がり3ハロンは中々優秀なので悪くない内容だったと言える。

　また、6走前の多摩川Sでは脚を余したが上がり3ハロン最速の末脚で3着、7走前に京都1600mで行われた1000万下のレース(※)では勝ちタイムが1.32.6で上がり3ハロンが33.2秒の末脚で3馬身の圧勝と、自慢の末脚で勝利している。

　※ちなみに、このレースではウインシャトレーヌやドリームソルジャー、メイショウグロッケが後にOPクラスへ昇格したレースなので、決して低レベルな条件戦ではない。

　このように、トラインは父ディープインパクト譲りの早い基礎スピードと終いのキレ味がある。

　そんな能力を活かせる今の東京の馬場は巻き返しの舞台にピッタリだと言えるのだ。

②鞍上が横山典弘騎手だから

　今の東京競馬場で好走するために必要な条件がもう1つある。

それは、道中はなるべく前目に付けて、直線で早めに鋭い脚で抜け出すことだ。

　横山典弘騎手が鞍上ならば、今回はそんな乗り方をしてくれるはずだ。

　「後方ポツン」のイメージが強い横山典弘騎手だが、今回は先行策に出ると考えた理由は2つある。

　1つ目は、これと言った逃げ馬がおらずスローペースが濃厚な上に、内枠を引いたトラインの内にいるのはロードマイウェイやサトノウィザード等の自身よりスタートが遅い追い込み馬ばかりだからだ。

　要するに、トラインは楽に先行策を取れる枠順にいるのである。

　また、横山典弘騎手の過去の東京新聞杯を見ても、クリノガウディーやダイワキャグニー、トライアンフマーチにレッドスパーダらで先行策を取って好走させるケースがあるので、今回も先行策を警戒せねばならない。

　2つ目は、トライン自体がそこまでスタートが悪い馬ではないからだ。

　過去レースを見ても外枠発走からスタートをちゃんと決めて、内から殺到する先行馬達を見送るシーンがあった。

　そのため、内枠でキチンと発馬さえ決めれば、先行馬の手薄な今回はインの好位を確保出来るチャンスがあると考える。

　そして、目論見通りスローペースを好位で脚を溜めて直線でインを突けば、勝ち負けのチャンスは十分あるだろう。

まとめ

トラインが不気味な理由

1. 今の東京で好走するための瞬発力を兼ね備えているから
2. 内枠で横山典弘騎手ならば、先行策を取って好位抜け出しが出来そうだから

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