現状の小倉芝コースは開催期間中の荒天のせいで荒れに荒れたコンディションである。
そこで芝の状態が良い外を走れそうな馬を選択しようにも、土曜日の小倉競馬はインコースで粘り込む馬が散見され、まさにカオスとしか言いようがない。
そのため、どの馬を買うべきか狙いが定まらずにお困りの方が多いのではないだろうか。
そこで、今回は「小倉大賞典での穴馬をお探しの方」や「小倉大賞典の各ステップレースをざっくり見直したい方」、「いちいち各ステップレースを見直すのがメンドイ方」向けに、前半では出走各馬のステップレースをざっくりまとめ、後半では巻き返しに期待がかかる穴馬をピックアップすることで、予想作業の手間を省くことが目的の記事を作成した。
この記事が何らかの形で参考になれば幸いである。
※前走がダートレースの馬場傾向は未掲載です。ご了承ください。
- この記事で分かること
- 筆者の自己紹介
- 各ステップレースのまとめ
- 菊花賞(G1) 2021/10/24 阪神芝3000m(良)
- エリザベス女王杯(G1) 2021/11/14 阪神芝2200m(良)
- 福島記念(G3) 2021/11/14 福島芝2000m(良)
- 逆瀬川S(3勝クラス) 2021/12/5 阪神芝1800m(良)
- ターコイズS(G3) 2021/12/18 中山芝1600m(やや重)
- 立志S(3勝クラス) 2021/12/28 中山芝1600m(良)
- 中山金杯(G3) 1/5 中山芝2000m(良)
- ニューイヤーS(L) 1/8 中山芝1600m(やや重)
- 壇ノ浦S(3勝クラス) 1/15 小倉芝1800m(良)
- 関門橋S(OP) 2/6 小倉芝2000m(良)
- 東京新聞杯(G3) 2/5 東京芝1600m(良)
- 巻き返しに期待がかかる1頭
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- 関門橋S(OP) 2/6 小倉芝2000m(良)
- 東京新聞杯(G3) 2/5 東京芝1600m(良)
この記事で分かること
- 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
- ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる
- 巻き返しに期待がかかる1頭が分かる
筆者の自己紹介
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 競馬歴
14年0ヵ月(2022年3月現在)
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
最近は、YouTubeで『ナショナルジオグラフィックTV』の動物動画を見るのがマイブーム。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2021年度の主な指名穴馬
ラストドラフト(AJCC 6人気)
カテドラル(東京新聞杯 12人気) ※『東京新聞杯の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
ギベオン(金鯱賞 10人気) ※『金鯱賞の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
スーパーフェザー(小倉記念 8人気) ※『小倉記念の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
エイシンヒテン(ローズS 12人気) ※『ローズSの出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
各ステップレースのまとめ
菊花賞(G1) 2021/10/24 阪神芝3000m(良)
出走各馬のレース内容
アリーヴォ
好スタートを切ったが先行策は取らず、中団馬群に控える。
道中でキッチリと折り合って脚を溜めると、直線では馬場の2分所辺りから末脚を伸ばしたが、直線の急坂で脚色が鈍ってしまい、7着に終わった。
直線の急坂を凌げるパワーとスタミナ不足が敗因だ。
ヴァイスメテオール
五分のスタートだったが、前目のポジションを取りに行かずに後方の位置に下げてレースを進める。
2周目の4コーナーで鞍上からゴーサインが出たが、直線ではすでに余力が残っておらず、16着に大敗した。
ヴァイスメテオールにとって距離が長過ぎたのが敗因なので、このレースは度外視可能。
エリザベス女王杯(G1) 2021/11/14 阪神芝2200m(良)
出走各馬のレース内容
ランブリングアレー
まずまずのスタートを切ると出たなりに中団9番手辺りに付ける。
道中はインコースの馬群で折り合って脚を溜めると、直線では馬場の2分所辺りから前を捕らえにかかる。
しかし、残り100m付近で力尽きて馬群に沈み、9着に敗北した。
ランブリングアレーにとって、阪神芝2200mの距離が少し長かったのが敗因だ。
福島記念(G3) 2021/11/14 福島芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
ブラヴァス
五分のスタートだったが、後方2番手に下げてレースを進める。
道中は動かずに馬群を追走したが、3コーナー付近からスパートが始まると若干遅れ気味に進出。
しかし、直線を向いても目立った加速を見せずに14着に大敗。
パンサラッサが大逃げを打ったことで後方に居た馬達に展開が向かなかったのが敗因だが、直線で脚を使っていなかったのを見ると、馬のコンディション不良も敗因の1つかもしれない。
逆瀬川S(3勝クラス) 2021/12/5 阪神芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
スーパーフェザー
スタートで後手を踏んだが、長いバックストレッチを活かして3コーナーまでに前から7番手辺りにポジションを上げる。
直線では上手く馬場の3分所辺りに出すと、上がり3ハロン最速の末脚で快勝。
相手に恵まれたことと、少頭数のおかげスタートの悪さをカバー出来たことによる好走につき、特に評価点はない。
ターコイズS(G3) 2021/12/18 中山芝1600m(やや重)
出走各馬のレース内容
レッドフラヴィア
五分のスタートだったが二の脚が付かずに後方からのレースとなる。
道中はジッと脚を溜めると4コーナー終点からゴーサインが出る。
だが、上位着順に食い込める末脚を繰り出せず、10着に終わった。
レッドフラヴィアにとってペースが早過ぎたせいで脚が溜まらなかったのが敗因だ。
立志S(3勝クラス) 2021/12/28 中山芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ノルカソルカ
最内枠から好スタートを切ると鞍上に促されてハナに立つ。
道中では何度か行きたがるシーンがあったが、鞍上に宥められながら後続を引き付けると、直線ではラチ沿いで粘り込み、準オープンを脱出した。
差しが届かない馬場傾向に恵まれたのと、道中で上手く宥めた横山武史騎手の手腕による勝利のため、特に評価点はない。
中山金杯(G3) 1/5 中山芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
スカーフェイス
五分の発馬だったが、行き脚が付かずに中団馬群外でのレースとなる。
前半1000m付近でペースが上がった際にはジッと堪えて脚を溜めると、3コーナー終いから鞍上に追われてスパートを開始。
直線では馬場の4分所辺りから脚を伸ばすと、5着までタイム差無しの2着に滑り込んだ。
軽ハンデ且つ馬場傾向、展開共に向いた好走につき、特に評価点はない。
アールスター
発馬は悪くなかったが、スタートしてすぐに両脇にいたジェットモーションとウインイクシードに挟まれたせいで進路が塞がってしまい、後方からの追い込み競馬になってしまう。
道中はコースロスを防ぐべくインコースの後方馬群で脚を溜めると、直線では馬場の2,3分所辺りから追い込むも8着に終わった。
スタート直後に不利を受けたせいで位置取りが悪くなったのが凡走理由なため、このレースは度外視可能だ。
ニューイヤーS(L) 1/8 中山芝1600m(やや重)
出走各馬のレース内容
ジェネラーレウーノ
スタートは悪くなかったが、鞍上の丸山騎手が後方に下げたことで後方2番手辺りでのレースとなる。
直線では鞍上のゴーサインに反応して外から追い込んだが、上位入線は叶わずに14着に大敗した。
斤量59kgの酷量に加え、追い込み勢が不利な馬場傾向での追い込み競馬という厳しい条件だったため、このレースは度外視可能だ。
壇ノ浦S(3勝クラス) 1/15 小倉芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
アリーヴォ
まずまずのスタートを切ると出たなりに中団のポジションを確保。
道中は折り合ってジッと脚を溜めると、直線では馬の2分所から脚を伸ばしてオープン入りを決めた。
馬場傾向通りの好走につき、特に評価点はない。
関門橋S(OP) 2/6 小倉芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
ダブルシャープ
スタートはあまり良くなかったが、各馬が芝の荒れたインコースを敬遠して外に進路を取る中で、1頭だけ空いたインコースからポジションを上げ、先行2,3番手辺りでレースを進める。
向こう正面ではインコースでジッと脚を溜めると、直線3コーナー地点で各馬のスパートが始まり出してもジッと脚を溜める。
直線入りの直前で鞍上からゴーサインが出ると逃げるシフルマン目掛けて加速をし、ゴール直前でこれを捕らえて優勝。
勝因は前半1000mが1.02.2のドスローペースの展開で先行出来たからである。
さらに、先行出来た理由も「各馬が芝の荒れたインコースを敬遠したのに乗じて、内からスルスルと進出した浜中騎手の好判断の賜物」であるため、今回の勝利は高く評価出来ない。
ただし、ドスローペースに恵まれたとはいえ、終始芝が荒れたインコースを通りながらも好走した荒れ馬場適性だけは少し評価出来る。
東京新聞杯(G3) 2/5 東京芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ヴェロックス
好スタートを切ると鞍上に一杯に追われてハナに立とうとしたが、トーラスジェミニがハナ争いで優勢と見るや、先行4番手辺りに控える。
直線では前を行くケイデンスコール目掛けて脚を伸ばそうとしたが、残り300m付近で後続に捕まり、10着に大敗。
先行策が裏目に出たのが敗因だ。
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