各ステップレースのまとめ
福島民報杯(L) 4/18 新潟芝2000m(不良)
出走各馬のレース内容
プレシャスブルー
スタートから押っ付けられてポジションを取りに行ったが、行き脚が付かずに後方からの競馬になる。
直線では馬場の2分所辺りから追い始め、ゴール付近に差し掛かるまでに徐々に進路を馬場の4分所に寄せながら追い込んだが、1着から大差の2着に終わった。
馬場傾向通りの走りだったが、最後まで末脚を伸ばした点は少し評価出来る。
ツーエムアロンソ
まずまずのスタートを切ったが、先団の位置には拘らずに中団待機策を取る。
直線ではバテながらも馬場の5、6分所辺りから末脚を伸ばして4着に好走。
馬場傾向通りの好走だったが、最後まで末脚を伸ばしたのは少し評価出来る。
ヴァンケドミンゴ
7枠14番から好スタートを切ったが先行策は取らずに中団に控える。
直線では馬場の6分所辺りから末脚を伸ばそうとしたが、伸びきれずに敗北。
不良馬場が合わなかったため、このレースはノーカウントでよい。
ショウナンバルディ
スタートはやや悪かったものの鮫島克駿騎手が押っ付けてハナを主張すると、他に競りかける馬がおらず馬群の先頭に立つ。
1000m通過タイムが58.9という不良馬場にしては早いペースで逃げたものの、直線では残り400mを待たずに早々に馬群に沈んでしまい、ビリに大敗してしまう。
不良馬場への適性の低さとオーバーラップな逃げが敗因なので、このレースは度外視可能だ。
福島牝馬S(G3) 4/24 新潟芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ロザムール
まずまずのスタートを切ると二の足の速さで先団2番手までポジションを上げてハナを奪うかに見えたが、鞍上の北村宏司騎手が手綱を引いて前から2番手に収まった。
直線では馬場の2分所辺りから粘り込みを図ったが、残り200mのハロン棒を待たずにガス欠し、13着に大敗。
首尾良く逃げが打てなかったのが敗因だ。
都大路S(L) 5/15 中京芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
マウントゴールド
8枠からまずまずのスタートを決めるとジワジワ加速して先行2番手の位置を確保。
道中はショウナンバルディの作る緩いペースで脚を溜めると、直線では馬場の2分所辺りからジワジワと脚を伸ばして粘り込み、勝利した。
前有利な展開と馬場が味方したため、特に評価点はない。
ショウナンバルディ
8枠からまずまずのスタートを決めるとジワジワ加速してハナに立つ。
道中では追走する2番手以下の先行馬からつつかれることなく楽に逃げると、直線では内ラチから3、4頭分外のインコースで逃げ粘り、3着に好走した。
前有利な展開と馬場が味方したため、特に評価点はない。
ツーエムアロンソ
まずまずのスタートだったが先行はせず、馬群中団に収まる。
3コーナーから徐々にスパートを始めると直線では馬場の3分所から末脚勝負に賭けたが、伸びきれずに最下位入線。
瞬発力勝負が向かなかった印象だ。
目黒記念(G2) 5/30 東京芝2500m(良)
出走各馬のレース内容
トラストケンシン
平凡なスタートを切ると、道中は馬群後方のインコースにで脚を溜める。
直線では馬場の4、5分所から追い込むが、9着入線が精一杯だった。
道中のペースが遅過ぎて後方待機した馬には向かない流れだったので、このレースは度外視可能だ。
鳴尾記念(G3) 6/5 中京芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
ショウナンバルディ
6枠からまずまずのスタートを切ると、馬群に包まれることなく先行2番手のポジションを確保した。
ユニコーンライオンが作るスローペースでキッチリ折り合って末脚を溜めると、直線では馬場の3分所辺りからジワジワ脚を伸ばして粘り込み、9人気ながら2着に好走した。
先行馬に有利な緩い展開と開幕週の馬場が味方した好走なので、特に評価点はない。
クラージュゲリエ
7枠からまずまずのスタートを決めると出たなりに先行3番手の位置に付けたが、バックストレッチでやや行きたがってしまい、騎手と折り合いを欠いてしまう。
4コーナー終わりから松山騎手が手綱を動かしスパートを始めるが、直線の坂を上った辺りで脚色が鈍り、6着に敗北。
スローペースで折り合いを欠いてしまったのが敗因だ。
安田記念(G1) 6/6 東京芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
トーラスジェミニ
好スタートを切ってハナに立とうとしたものの、内からダイワキャグニーがハナを主張したため、2番手からのレースを選択する。
向こう正面では若干折り合いを欠いたものの、直線では馬場の2分所辺りで粘り込みを図ると5着に健闘した。
差し馬が末脚を伸ばしやすい馬場ながら、先行勢で唯一掲示板以内の着順に好走したのは評価出来る。
そのため、次走以降で楽に逃げが打てる展開ならば、巻き返しに期待が持てる。
エプソムカップ(G3) 6/13 東京芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ワンダープチュック
スタートが悪かった上に騎手が押っ付けても前に取り付ける二の足がなかったため、最後方から2、3頭目の後方ポジションでレースを進める。
直線で大外に出されるとストライド走法で追い込んで9着入線。
道中のポジションが後ろ過ぎたのが敗因だ。
プレシャスブルー
最内枠から好スタートで飛び出たが、騎手がやや押っ付けも進まない程二の足が遅くかったため、最後方からのレースになってしまう。
3~4コーナーにかけて徐々に馬群の外に出すと直線では大外から追い込もうとしたが、早々に脚がアガってしまい、12着に敗北した。
瞬発力不足で末脚が伸ばせなかったのが敗因だ。
皆生特別(2勝クラス) 6/19 阪神芝1600m(重)
出走各馬のレース内容
スカーフェイス
平凡なスタートだった上に行き足が付かず、馬群最後方からのレースとなる。
直線では内ラチから5頭分程外のコースから末脚を伸ばし、余力を残して勝利した。
先行勢に有利な展開ながら後方から末脚を伸ばしたのは評価出来る。
巻き返しに期待がかかる1頭
今回は、⑩クラージュゲリエに注目する。
その理由は2つの勝負気配にある。
まず、鞍上に吉田隼人騎手を配してきたことだ。
吉田隼人騎手と言えば、かつて3年連続で福島リーディングに輝いた騎手である。
そのため、福島コースを得意とする騎手への乗り替わりは純粋にプラス材料だ。
勝負気配を感じたもう1つのポイントは、今回からブリンカーを装着してきた点だ。
ブリンカー着用の変わり身と言えば、先週のCBC賞で優勝したファストフォースが記憶に新しい。
もちろん、ブリンカーが馬にもたらす要素は多々あるが、馬具をした理由をシンプルに考えれば「(陣営が)何らかの手を施す=馬への期待」という思惑の裏返しであり、陣営が何かを狙っている証拠なのだ。
そして、その狙いは「ブリンカーで馬の行きっぷりを良くした先行前残り」であり、瞬発力がないクラージュゲリエにとって上がりがかかる福島芝2000mは好走出来る条件だと考える。
以上が、七夕賞でクラージュゲリエに注目する理由である。
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