夏競馬のトリを飾る新潟記念は今年も難解なレースとなった。
そのため、狙いを絞れずにお困りの方が多いのではないだろうか。
そこで、今回は「新潟記念での穴馬をお探しの方」や「新潟記念の各ステップレースをざっくり見直したい方」、「いちいち各ステップレースを見直すのがメンドイ方」向けに、前半では出走各馬のステップレースをざっくりまとめ、後半では巻き返しに期待がかかる穴馬をピックアップすることで、予想作業の手間を省くことが目的の記事を作成した。
- この記事で分かること
- 筆者の自己紹介
- 各ステップレースのまとめ
- メトロポリタンS(L) 5/8 東京芝2400m(良)
- ヴィクトリアマイル(G1) 5/16 東京芝1600m(良)
- 日本ダービー(G1) 5/30 東京芝2400m(良)
- 目黒記念(G2) 5/30 東京芝2500m(良)
- 安田記念(G1) 6/6 東京芝1600m(良)
- エプソムカップ(G3) 6/13 東京芝1800m(良)
- 江ノ島特別(G3) 6/26 東京芝1800m(良)
- 阿武隈S(3勝クラス) 7/10 福島芝2000m(やや重)
- 七夕賞(G3) 7/11 福島芝2000m(やや重)
- 中京記念(G3) 7/18 小倉芝1800m(良)
- 函館記念(G3) 7/18 函館芝2000m(良)
- 関越S(OP) 8/1 新潟芝1800m(良)
- 札幌日経OP(L) 8/7 函館芝2600m(良)
- 小倉記念(G3) 8/15 小倉芝2000m(やや重)
- 関屋記念(G3) 8/15 新潟芝1600m(良)
- 巻き返しに期待がかかる1頭
- 合わせて読みたい記事
- この記事で分かること
- 筆者の自己紹介
- 筆者の自己紹介
- 各ステップレースのまとめ
- メトロポリタンS(L) 5/8 東京芝2400m(良)
- ヴィクトリアマイル(G1) 5/16 東京芝1600m(良)
- 日本ダービー(G1) 5/30 東京芝2400m(良)
- 目黒記念(G2) 5/30 東京芝2500m(良)
- 安田記念(G1) 6/6 東京芝1600m(良)
- エプソムカップ(G3) 6/13 東京芝1800m(良)
- 江ノ島特別(G3) 6/26 東京芝1800m(良)
- 阿武隈S(3勝クラス) 7/10 福島芝2000m(やや重)
- 七夕賞(G3) 7/11 福島芝2000m(やや重)
- 中京記念(G3) 7/18 小倉芝1800m(良)
- 函館記念(G3) 7/18 函館芝2000m(良)
- 関越S(OP) 8/1 新潟芝1800m(良)
- 札幌日経OP(L) 8/7 函館芝2600m(良)
- 小倉記念(G3) 8/15 小倉芝2000m(やや重)
- 関屋記念(G3) 8/15 新潟芝1600m(良)
この記事で分かること
- 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
- ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる
- 巻き返しに期待がかかる1頭が分かる
筆者の自己紹介
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 競馬歴
14年0ヵ月(2022年3月現在)
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
最近は、YouTubeで『ナショナルジオグラフィックTV』の動物動画を見るのがマイブーム。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2021年度の主な指名穴馬
ラストドラフト(AJCC 6人気)
カテドラル(東京新聞杯 12人気) ※『東京新聞杯の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
ギベオン(金鯱賞 10人気) ※『金鯱賞の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
スーパーフェザー(小倉記念 8人気) ※『小倉記念の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
エイシンヒテン(ローズS 12人気) ※『ローズSの出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
各ステップレースのまとめ
メトロポリタンS(L) 5/8 東京芝2400m(良)
出走各馬のレース内容
パルティアーモ
スタートはあまり良くなかったが、ルメール騎手がパルティアーモを押っ付けて前に促したことと少数頭で先行争いが激化しなかったことで、逃げ馬の直後に付けることが出来た。
向こう正面から直線にかけてキッチリ折り合って脚を溜めると、直線では内ラチから2頭分程外のインコースから楽な手応えで加速。
そのまま突き抜けるかと思いきや、外から末脚を伸ばしたゴールドギアにクビ差かわされ、2着に終わった。
一見惜しいレースに見えるが、あまり良くないスタートを騎手の作戦と少数頭で挽回した上に、終始ロス無くインコースを立ち回ってトラックバイアスを味方にしたにもかかわらず、コースロスのある外から来た差し馬に屈したのは力負けと言わざるを得ない。
ヴィクトリアマイル(G1) 5/16 東京芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
リアアメリア
スタートで出遅れてしまい、最後方付近での競馬を余儀なくされる。
また、3コーナー手前では若干折り合いを欠く様子も見られた。
直線では馬場の2分所から追い込んだが、前を走る上位勢を捕らえきれず、13着に大敗した。
スタートでの出遅れが致命的だった上に、マイルの速い流れではリアアメリアの脚が溜まらなかったのが敗因だ。
日本ダービー(G1) 5/30 東京芝2400m(良)
出走各馬のレース内容
ラーゴム
スタートの出は悪く無かったが、前目のポジションは求めずに中団馬群に潜り込ませる。
しかし、1コーナー付近では馬がエキサイトしたのか前に行きたがり、向こう正面中間まで鞍上の浜中騎手が必死にラーゴムを宥めていた。
直線では馬場の3分所辺りへ進路を取って末脚を伸ばそうとしたが、直線入り時点ですでに余力が残っておらず、見せ場なく12着に大敗した。
折り合いを欠いて消耗したのも響いただろうが、直線での瞬発力勝負で目立った加速を見せなかったことから、基礎スピードと速い決め手の両方が問われる展開が不向きなのかもしれない。
目黒記念(G2) 5/30 東京芝2500m(良)
出走各馬のレース内容
アドマイヤポラリス
わずかに煽ったスタートだった上に二の脚も早くなかったが、先行策を取る馬が少なかったのと3枠という内目の枠だったため、好位6,7番手に付けることが出来た。
直線では馬場の3分所辺りの馬群から末脚を伸ばそうとしたが、目立った伸びがないままズルズル後退して13着に大敗した。
上がり3ハロンのヨーイドンな展開が向かなかったのが敗因だ。
安田記念(G1) 6/6 東京芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ギベオン
好スタートを切ると出たなりに好位6番手辺りのインコースに付ける。
直線では馬場の2分所辺りから末脚を伸ばしたが、ギベオンより外から来た各馬に差されてしまい、9着に終わった。
上がり3ハロン33秒前半の決め手が求められる展開で瞬発力が不足していたのが敗因だ。
だが、ギベオンなりに最後まで末脚を伸ばしていたので、もう少し上がりがかかる持久力勝負ならば見直しが可能だ。
エプソムカップ(G3) 6/13 東京芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ザダル
7枠15番からまずまずのスタートを切ると、出たなりに中団馬群の外に付ける。
前半1000m58.8秒のペースでキッチリ折り合うと、直線では馬場の4,5分所から抜群の手応えで加速して優勝した。
展開と馬場傾向には恵まれたが、3着にクビ+1 1/4の差を付けた点に関しては、次走以降も差しが効く馬場で走れるなら評価が可能だ。
ヤシャマル
まずまずのスタートを切るとやや強めに追われて先団4,5番手辺りに付ける。
4コーナーに差し掛かると一杯に追われ出すが、残り400mのハロン棒を通過してすぐに力尽き、9着に敗北した。
先行策が裏目に出たのが敗因だ。
プレシャスブルー
最内枠から好スタートで飛び出たが、騎手がやや押っ付けも進まない程二の脚が遅くかったため、最後方からのレースになってしまう。
3~4コーナーにかけて徐々に馬群の外に出すと直線では大外から追い込もうとしたが、早々に脚がアガってしまい、12着に敗北した。
瞬発力不足で末脚が伸ばせなかったのが敗因だ。
江ノ島特別(G3) 6/26 東京芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ラインベック
まずまずのスタートを切ると出たなりにハナに立つ。
1000m通過が1.01.5の緩いペースで逃げると直線は経済コースで逃げ粘り、1着入線。
ドスロー逃げでレースを支配出来たことが大きな勝因なので、特に評価点はない。
阿武隈S(3勝クラス) 7/10 福島芝2000m(やや重)
出走各馬のレース内容
エフェクトオン
平凡なスタートで後方馬群の馬込みに潜り込む。
道中は殿付近でジックリ脚を溜めると、直線では他馬が避けた最内から鋭く伸びてOPクラス昇格を決める。
直線で最内を突いた田辺騎手の好騎乗も光ったが、逃げ馬と番手の馬がマイペースで走って後続の末脚を封じた展開で唯一後方から末脚を伸ばしたのは評価出来る。
七夕賞(G3) 7/11 福島芝2000m(やや重)
出走各馬のレース内容
ショウナンバルディ
まずまずのスタートを切ると出たなりに中団8番手辺りのインコースに付け、道中でキッチリと折り合って脚を溜める。
4コーナー終いでは、ゴーサインへ反応良く加速する従順さを見せる。
直線では馬場の3分所辺りでプレシャスブルーと併せ馬になり、これを競り落として3着入線を果たした。
道中はインベタでコースロスを抑えたものの、先行勢に有利な流れで中団から末脚を伸ばしたのは評価出来る。
また、苦手と目されていた渋った馬場でも好走出来たのは、ショウナンバルディが成長した証かもしれない。
プレシャスブルー
スタートは悪くなかったが無理に前に付けずに後方に位置取る。
向こう正面序盤で馬群外をのびのび走らせると、3コーナーから鞍上が徐々に追い始めるのに呼応してジワジワとピッチを上げる。
4コーナーから叩き一杯で追われると抜群の手応えで粘り込む先行馬達を呑み込むかに見えたが、残り200m付近で内から伸びてきたショウナンバルディとの併せ馬に敗れ、5着入線に終わった。
ハンデに恵まれた上にゴール手前で末脚が鈍ったものの、先行有利な展開で中団から脚を伸ばして上位入線した内容は評価出来る。
中京記念(G3) 7/18 小倉芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
クラヴェル
まずまずのスタートでゲートを出たが、前目のポジションには付けずに馬群後方でジッと脚を溜める。
直線では外目に進路を求めた他馬とは対称的にインコースへ突っ込むと、ジワジワ末脚を伸ばして3着に好走した。
直線の進路でインコースを選択した横山典弘騎手の好判断がもたらした好走だった。
函館記念(G3) 7/18 函館芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
トーセンスーリヤ
まずまずのスタートを切ると、出たなりに先行3番手辺りに付ける。
逃げ争うレッドジェニアルとマイネルファンロンから大きく離れた3番手という絶好のポジションで馬群を引っ張ると、3,4コーナーで逃げ馬2騎を抜き去った後にその勢いでジワジワ加速し、3馬身差の圧勝。
実質逃げの位置でマイペースに運べた展開には恵まれたが、差し有利な展開で先行しての勝利は評価出来る。
マイネルファンロン
まずまずのスタートを切ると、やや押っ付けられて二の脚を使い、先団グループを形成。
しかし、外からレッドジェニアルがハナを主張するとこれに食い下がり、かかり気味に主導権争いを繰り広げる。
そのせいで直線で余力は残っておらず、早々に馬群へ沈んでいった。
レッドジェニアルをピッタリマークしたのが裏目に出た敗戦だ。
関越S(OP) 8/1 新潟芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
マイネルサーパス
まずまずのスタートを切ったが向こう正面半ばでややかかり気味に好位6番手付近から先団グループに進出。
直線では内ラチから3,4頭程外のインコースから粘り込もうとしたが、残り200m手前で馬群に沈んでいき、12着に大敗。
上がり3ハロン33秒前半が求められる決め手比べが向かなかったのが敗因だ。
札幌日経OP(L) 8/7 函館芝2600m(良)
出走各馬のレース内容
レッドサイオン
まずまずのスタートを切ったが先行策は取らずに後方で脚を溜める。
2周目の3コーナーから各馬が一斉に追われ始めるとラチ沿いを立ち回って直線も内を突いたが、末脚は不発に終わり13着に大敗。
タフな洋芝で追い込むには脚力不足に見えた。
小倉記念(G3) 8/15 小倉芝2000m(やや重)
出走各馬のレース内容
ショウナンバルディ
まずまずのスタートを切ると、出たなりに先行策を取る。
だが、向こう正面序盤で折り合いを欠いたことでリズムを崩したのか、3,4コーナー及び直線ではやや手応えが悪くなり、5着に敗北した。
折り合いが付かなかったことがレースに影響したのが明白なので、このレースは度外視でよい。
関屋記念(G3) 8/15 新潟芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
サトノアーサー
平凡なスタートで馬群後方に付けるも、3,4コーナーで折り合いを欠いていた。
直線では残り400m付近からゴーサインが出たが、前が壁になってスムーズに末脚が伸ばせず、11着に大敗した。
先行有利な馬場傾向に加えて、3,4コーナーで折り合いを欠いてしまったのと直線でスムーズさを欠いた敗北なので、このレースはノーカウントでよい。
コメント