【エプソムカップ2022】5分で分かる!出走全馬の前走のまとめ

ステップレース

 各世代から飛躍を誓う古馬達が集ったが、傑出した馬がおらず混戦模様。

 しかも、土曜日夜から明日の午前、午後にかけて降雨の予報が出ており、一筋縄では行かないレースになる可能性が高い。

 そのため、どの馬を買うべきか狙いが定まらずにお困りの方が多いのではないだろうか

 そこで、今回は「エプソムカップでの穴馬をお探しの方」や「エプソムカップの各ステップレースをざっくり見直したい方」、「いちいち各ステップレースを見直すのがメンドイ方」向けに、前半では出走各馬のステップレースをざっくりまとめ後半では巻き返しに期待がかかる穴馬をピックアップすることで、予想作業の手間を省くことが目的の記事を作成した。

 この記事が何らかの形で参考になれば幸いである。

この記事で分かること

  • 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
  • ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる
  • 巻き返しに期待がかかる1頭が分かる

筆者の自己紹介

筆者の自己紹介

  • 筆者名

ロールス

  • 趣味

競馬、麻雀、読書、TVゲーム

  • 競馬歴

15年2ヵ月(2023年5月現在)

  • ブログ開設のきっかけ

 日頃から、自分が狙っている穴馬の情報を探すためにネット検索してて、「穴馬の情報が意外とないのが不便だな」って思ってました。

 そのため、「自分が穴馬情報の発信源になって、穴から勝負する人の背中を押そう」と思い立ってブログを始めました!

  • 予想スタイル

 生き物の観察が好きなので、各馬の調教ステップレースの内容土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好みです。

 一方、「過去~年の好走例」といったデータは見ても意味がないんでスルーします。

  • 今年の目標

 馬券の買い方がゴミのように下手なせいで何度も万馬券をゲットし損なっているので、馬券の買い方を上手くなって万馬券を獲ります。

  • 2022年度の主な指名穴馬

ナムラクレア(桜花賞 6人気) ※『桜花賞の出走各馬の前走まとめ』の記事にて紹介

ガロアクリーク(エプソムカップ 8人気) ※『エプソムカップの出走各馬の前走まとめ』の記事にて紹介

ジャンダルム(スプリンターズS 8人気) ※『スプリンターズSの出走各馬の前走まとめ』の記事にて紹介

  • 2021年度の主な指名穴馬

ラストドラフト(AJCC 6人気)

カテドラル(東京新聞杯 12人気) ※『東京新聞杯の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

ギベオン(金鯱賞 10人気) ※『金鯱賞の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

スーパーフェザー(小倉記念 8人気) ※『小倉記念の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

エイシンヒテン(ローズS 12人気) ※『ローズSの出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

 更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!

各ステップレースのまとめ

東京優駿(G1) 2020/5/31 東京芝2400m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
展開次第では、クラス水準タイムより1秒以上早いタイムが出る高速馬場

■コース取りの傾向
馬場の3分所より内が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
(11,12Rのみ)差しが有利

求められた能力:

  • 直線で馬場の3分よりインコースを立ち回れるポジショニング
  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • (12Rは除く)レース平均上がり3ハロンが33秒台後半~34秒台前半という瞬発力が必要な展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ガロアクリーク

 まずまずのスタートを切ると出たなりに好位7番手辺りの馬込みに付ける。

 道中は馬群の中でジッと脚を溜めると、3,4コーナーでは馬群外に進路をスライド。

 直線では馬場の3,4分所へ進路を取ると、鞍上のゴーサインに対して反応良く加速。

 しかし、残り100mを過ぎた辺りで脚色が鈍り、7着に敗北。

 道中ではリズム良く運べたのに直線の最後で脚色が鈍ったのは、瞬発力の持続力とスタミナが上位入線馬達よりも劣ってしまったからだろう。

 そのため、距離短縮且つやや馬力が要る馬場コンディションで見直したい

コルテジア

 まずまずのスタートを切ると、徐々に加速して先行2番手辺りに付ける。

 向こう正面序盤では折り合っていたものの、途中でマイラプソディが先頭に躍り出ると若干エキサイトしてしまい、鞍上に手綱を抑えられる。

 直線ではラチ沿いから2,3頭分外のインコースで粘り込んだが、残り200m手前で後続勢に捕まってしまい、12着に大敗。

 差し有利で瞬発力が必要な馬場傾向が向かなかったことが敗因だ

ダーリントンホール

 平凡なスタートでゲートを出ると後方に控えてレースを運ぶ。

 向こう正面序盤ではかかる所を鞍上に宥められたが、向こう正面半ば辺りで外からマイラプソディが馬群外から進出すると、再びかかり出して鞍上に手綱を引かれる。

 直線では馬場の4分所辺りから追い込んだが、残り200m付近で末脚の勢いが衰えていき、13着に終わった。

 差し有利な展開だったにもかかわらず終いで脚色が鈍ったのは、2400mの距離が長かったからだろう

アメジストS(3勝) 2/20 東京芝2000m(やや重)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイム並

■直線のコース取りの傾向
馬場の3分所から外が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
展開次第

求められた能力:

  • 直線で馬場の外を立ち回れるポジショニング
  • クラス水準並のタイムで走破出来る基礎スピード
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台後半~35秒台後半という馬力が要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ノースブリッジ

 五分のスタートを切ると鞍上に促されてハナに立つ。

 道中では鞍上に手綱を引かれながら逃げると、直線では馬場の3,4分所へ導かれて末脚を伸ばし、見事オープン入りを決める。

 道中で後続に突かれずにマイペースで逃げられたことが勝因なので高評価は出来ない。

 さらに、スローペースの単騎逃げにもかかわらず鞍上に抑えられたのを見ると、同型との先行争いが激しくなった場合はノースブリッジにとって厳しい戦いになるかもしれない。

飛鳥S(3勝クラス) 3/12 阪神芝1800m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早い高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の3分所から内が有利

■枠順傾向
内枠有利

■脚質傾向
差し有利

求められた能力:

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台後半という馬力がやや要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ヤマニンサンパ

 平凡なスタートを切ると長いバックストレッチで徐々に加速して中団馬群に取り付く。

 直線ではラチ沿いから4頭分程外のインコースから脚を伸ばして優勝。

 展開と軽ハンデには恵まれたが、直線半ばで揉まれながらも最後まで脚を伸ばしきった勝負根性は少し評価出来る

ダービー卿CT(G3) 4/2 中山芝1600m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早い高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の3分所から外が有利

■枠順傾向
内枠が有利

■脚質傾向
差し有利

求められた能力:

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • レース平均上がり3ハロンが34秒後半という馬力がやや要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚
  • 直線で馬場の外を立ち回れるポジショニング

出走各馬のレース内容

タイムトゥヘヴン

 五分のスタートを切ったが、後方に控えてレースを進める。

 直線を向くと馬場の真ん中辺りに出されてから一杯に追われると、前にいた馬達をまとめて差し切り、重賞タイトルを手に入れた。

 差し馬に有利な展開と馬場傾向、そして軽ハンデに恵まれた勝利につき、高評価は出来ない。

ダーリントンホール

 スタートはあまり良くなかったが、二の脚で中団馬群に付ける。

 道中でキッチリ折り合うと、直線では馬場の3分所辺りから脚を伸ばして3着に好走。

 差し馬に有利な展開と馬場傾向が向いたのが好走理由なため、特に評価なし。

ザダル

 五分のスタートを切ると出たなりに後方4,5番手辺りに付ける。

 道中でキッチリ折り合って脚を溜めるも、直線では終始前が壁でまともに追えず、10着に敗北。

 直線での手応えが良かったばかりに、前が詰まって追えずに不完全燃焼という結果は勿体ないものだった。

 したがって、このレースは度外視可能だ

トーラスジェミニ

 五分のスタートを切った途端に鞍上に手綱をしごかれてハナを奪いにかかるが、トーラスジェミニよりも内枠にいたリフレイムらの二の脚が速いと見るや、逃げ馬2騎から少し離れた先行3番手辺りに控えてレースを進める。

 3コーナー半ばで鞍上に追われるとスパートを始めるも直線での脚色が悪く、残り200m付近でグラディアスらの後続勢に捕まり、12着に敗退。

 差し、追い込み馬の決め手が活きる馬場とハナに立てずにマイペースの逃げが打てなかったことが敗因なので、このレースは度外視可能だ

新潟大賞典(G3) 5/8 新潟芝2000m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
展開次第ではクラス水準並のタイムが出る

■直線のコース取りの傾向
馬場の4分所から外が有利

■枠順傾向
外枠有利

■脚質傾向
差し有利

求められた能力:

  • クラス水準程度のタイムで走破出来る基礎スピード
  • 直線で馬場の外を立ち回れるポジショニング
  • (11Rのみ)レース平均上がり3ハロンが35秒台前半という馬力が要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

トーセングラン

 五分のスタートを切ると軽く促されて好位に付ける。

 道中で忙しそうに追走すると、直線では馬場の真ん中辺りから脚を伸ばす。

 しかし、直線入りしてすぐに脚が上がってしまい、早々に争覇圏内から脱落。

 長期休養明けによるブランクと、速い流れが向かなかったことが敗因だ

湘南S(3勝クラス) 5/8 東京芝1600m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早い高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の3分所から外が有利

■枠順傾向
外枠がやや有利

■脚質傾向
差し、追い込み有利

求められた能力:

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台前半~34秒台後半という馬力がやや要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ジャスティンカフェ

 まずまずのスタートを切ったが、後方2番手に控えて追い込み態勢に入る。

 直線では馬場の4分所辺りに進路を取ると、残り400m地点でのゴーサインに対して抜群の反応を見せる。

 そして、ゴール手前でささる場面がありながらも他馬を置き去りにし、1頭だけ突き抜けて圧勝。

 差し、追い込み勢に有利な速いペースには恵まれたが、1頭だけ次元の違う末脚を繰り出して最後は流すという勝ちっぷりは高く評価出来る

 また、ゴール時点で余力を残していたことから、更なる距離延長も苦にしないだろう。

 東京芝コースでの高速決着という条件ならば、改めて期待したい。

都大路S(L) 5/14 中京芝2000m(やや重)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早いタイムが出る高速馬場

■直線のコース取りの傾向
フラット

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
展開次第

求められた能力:

  • クラス水準タイムより1秒以上早い高速馬場
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台後半という馬力がやや要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ガロアクリーク

 外枠から五分のスタートを切ると、出たなりに先行策を取る。

 道中でキッチリ折り合うと3コーナーでは馬群外から馬なりのままスパートを開始。

 しかし、4コーナー地点ではスローペースを利してインコースでジッと脚を溜めた馬達よりも脚色が悪くなる。

 直線では馬群の外から食い下がったものの、勝ったシフルマンらの末脚には及ばす、6着に敗れた。

 高速馬場且つスローペースの瞬発力勝負が合わなかったのが敗因

 とはいえ、 3コーナーで馬なりのまま進出をした前向きさに関しては少し評価出来る

 時計がかかり、差し脚が利く芝コースで見直したい。

京王杯SC(G2) 5/14 東京芝1400m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早い高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の2分所から外が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
差し有利

求められた能力:

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台前半という瞬発力が要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

タイムトゥヘヴン

 五分のスタートを切ると後方3番手辺りに控えてレースを進める。

 直線では馬場の3分所辺りからジワジワ追い込むと上がり33.4秒の末脚で3着に好走。

 馬場傾向を味方に付けた好走のため、特に評価点はない。

ヴィクトリアマイル(G1) 5/15 東京芝1600m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早い高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の2分所から外が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
展開次第

求められた能力:

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台前半という瞬発力が要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

シャドウディーヴァ

 好スタートを切ったが、馬群後方に控えて追い込みに賭ける。

 だが、直線では馬場の真ん中から追い込むも9着に敗北。

 逃げ、先行馬に有利な展開が向かなかったことが敗因なため、この結果は大目に見ることが出来る

安土城S(L) 5/29 中京芝1400m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
レコード級のタイムが出る超高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の3分所から内が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
フラット

求められた能力:

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • 直線で馬場の内側を立ち回れるポジショニング
  • (10Rのみ)レース平均上がり3ハロンが34秒台前半という瞬発力が要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ハッピーアワー

 平凡なスタートを切ると後方2,3番手に付けて馬群を追走。

 直線では馬場の2,3分所から末脚を伸ばそうとしたが、伸び切れずに10着に大敗。

 高速馬場での追い比べが向かなかったことが敗因だ

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