【日本ダービー2020】3着を的中させよ!紐荒れを招く人気薄の馬をピックアップ!

 前記事で述べた通り、コントレイルとサリオスの実力は図抜けているため、今年の日本ダービーの論点は、「3着はどの馬かということになる。

 そこで、今回の記事では調教の寸評と土曜日の馬場傾向を共有後に、3着に来そうな馬をピックアップしていく。

調教の寸評

評価記号の見方
(高◎→〇→▲→△→×低)

①サトノインプレッサ △平凡

②アルジャンナ △特に良化なし

③ワーケア ▲首の振りが力強くなり、上昇

④レクセランス △特に良化なし

⑤コントレイル 〇鋭さ増し、絶好調

⑥ヴェルトライゼンデ ▲フォーム良化

⑦ブラックホール △横ばい

⑧ビターエンダー △持続力が落ち、デキが下降し出す

⑨ダーリントンホール △横ばい

⑩コルテジア ▲動きが軽やかになり、折り合い問題なさそう

⑪ガロアクリーク ▲好調維持

⑫サリオス ▲好気配保つ

⑬ディープボンド △特に良化なし

⑭マイラプソディ △一応戦えるデキだが、上がり重点とはいえ迫力に欠ける

⑮サトノフラッグ △横ばい

⑯マンオブスピリット △平凡

⑰ヴァルコス △横ばい

⑱ウインカーネリアン △横ばい

調教の総評

 さすがに日本を代表するG1なだけあって、どの厩舎も目一杯のデキを目指している。

中でも⑤コントレイルの動きは一際良く、目下の好調ぶりがうかがえた。調教だけで判断するなら、この馬を軸に馬券を組み立てるのが妥当である。

 また、⑫サリオスにおいては5本行われた追い切りの内4本にレーン騎手がまたがり、出来るだけ馬とのコンタクトを取ろうとする姿勢に陣営の本気度がうかがえる。ここも上位争いは必至だろう。

 一方、人気薄で注目の馬は⑥ヴェルトライゼンデ⑩コルテジアである。

共に長距離輸送が控えてるにも拘わらず3週連続負荷をかけている調教から目下の具合の良さがうかがえる。

加えて、前走から調教に上積みが認められたのだ。

前者は頭が低くなったことで推進力がより伝わりやすい走りになり後者は騎手のゴーサインで加速した瞬間の切れ味が増したことに加えてゴール後もコーナー入り口まで速度を緩めない集中力が感じ取れたため、前走以上のデキと判断した。

 したがって、調教で注目すべき3着候補は⑥ヴェルトライゼンデ⑩コルテジアとした。

土曜日の馬場傾向について

  結論から言うと、芝が傷んでフラットな馬場になりつつある

 具体的には、走破タイムにおいては、6Rの3歳1勝クラス(2400m)が「2.24.1」、10Rの葉山特別(1600m・2勝クラス)が「1.33.3」と相変わらずの高速馬場だが、平均上がり3ハロンは34~35秒台に落ち着いた

 加えて、脚質の偏りも減った上に直線はどこでも脚を伸ばせるため、好走出来るかはレース展開に大きく左右されそうだ。

 土曜日の馬場傾向から予測されるペースに合う穴馬について

 今回の日本ダービーは、メンバーを見渡しても何が何でも逃げたい馬がいない。加えて、馬場傾向も逃げ・先行馬が優勢というわけではないので、激しい先行争いは起こるまい。

 さらに、2400mという長丁場という条件が騎手に「スタミナ温存」という意識を植え付けるため、ペースは遅くなる公算が高い

 そうなると長く脚が使える先行馬に有利な展開となるため、⑩コルテジアが今回の穴馬として最も魅力的であるという結論に至った。

指名した穴馬の強調点

  1. 好内容な調教

 前述した通り、3週連続でしっかり負荷をかけている点加速力の増加集中した走りから状態の良さが感じられたのが強調点である。

  1. 東京鬼の血統背景

 今の馬場状態の好走条件を要約すると、以下の2点となる。

①早い走破タイムで走れる

②若干上がりがかかる馬場に耐えうるパワーがある

 コルテジアの父、シンボリクリスエス産駒にはエピファネイアやストロングリターン、サンカルロといった高速馬場で実績ある馬が存在することから、決して切れ味鈍い血統ではないと言える。

 また、シンボリクリスエス自身も天皇賞秋や有馬記念を好タイムで勝利している実績があるため、早い走破タイムで走れる下地はある。

 さらに、母父ジャングルポケット産駒にはトーセンジョーダンにジャガーメイル、オウケンブルースリ、トールポピー等といった、馬場の良し悪しに拘わらず東京2400mで好走した馬が目白押しなため、②の条件もクリア出来る可能性があるのだ。

そして、共にダービーで好走した馬という点も、東京2400mで狙うに魅力ある血統と言える。

 単刀直入に言うと、東京が得意な要素が臭いまくる血統なのだ。

  1. 悪くない前哨戦の内容

 皐月賞は7着に敗れたが、荒れたインコースで終いの脚を最後まで伸ばしているため、内容は悪くなかった

 さらに、行く馬が多かった皐月賞と比べても今回は逃げ・先行馬が少ない上にスローペース濃厚なため、前に行ければしぶとく粘り込めるだろう

まとめ

 今回の穴馬、コルテジアの強調点は以下の通りである。

  1. 好調教

(ポイント)

①3週連続負荷をかけた

②調教の動きに上積みあり

  1. 東京2400mに合う血統背景

(ポイント)

①父、母父共にダービーで好走

②産駒に高速馬場と東京2400mでの好走実績がある

  1. 皐月賞の内容が良い

(ポイント)

荒れたインを突いて最後まで伸びた脚力が魅力的

 以上、ご清聴ありがとうございます!皆様の馬券的中の一助になりますように!

なお、ご質問等がある場合は、下記の問い合わせフォームからお願いします。

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