【安田記念2020】豪雨を味方に!激走を予感させる穴馬を紹介!

予想

大雨で波乱の臭いが立ち込める

 春のG1ラッシュ最終戦もパンパンの良馬場で行われると思われた矢先に、大雨予報という頭を抱えるファクターが追加された。

 今回は雨で馬場が渋った場合に台頭しそうな穴馬と、渋った馬場がプラスの馬とマイナスの馬を紹介し、読者の予想の一助を目指す。

この記事で分かること

  1. 土曜日の大雨で激走しそうな穴馬を、追い切りと実績から紹介
  2. 土曜日の大雨がプラスに働く馬とマイナスに働く馬をざっくり紹介

激走穴馬の紹介

 今回紹介するのは⑨アドマイヤマーズである。その根拠は、次のとおりである。

(1)今までにない追い切り内容

 具体的には、以下の2点が今回の1週前追い切りで新たに認められた動きの変化である。

  1. 疲れを微塵も感じさせない走りを披露

 一週前追い切りはCWで6F78.7を計測。これはかなり早いタイムだが、走り切った後もケロッとしており、疲れを微塵も感じさせなかった。

好調だった皐月賞時の追い切りでも余力は残していたが、今回はそれ以上の手応えだった。

 要するに、単純にタイムが早いだけでなく、動きもしっかりと伴った良い調教だったのだ

  1. 加速力が増し、上昇気配大

 一週前追い切りは軽く仕掛けただけで鋭く加速し、たちどころに併馬をかわし去っていった。

今までの追い切りでは、追われてからじわじわと加速して併馬を差す走りで加速に時間がかかる印象だったが、今回はゴーサインに対する反応が際立って早かった

また、首の振り方も大きく低くなったことで推進力がより働くようになったことも今回の加速の鋭さの一因だろう。

  以上2点から言えることは、馬が成長した可能性が高いということである。

(2)雨降り後の馬場は歓迎

 実は、アドマイヤマーズには今と似た状況での実績がある。

マーズが優勝したNHKマイルの前日はひょうが降ったせいで馬場が急激に悪化し、10R以降は開催中止となってしまった。

翌日は晴れて一応良馬場まで回復したものの、前日以上に差しがよく届く馬場に変貌した。そんな馬場を8枠17番から発走して中団で脚を溜め、見事に優勝したのである。

 仮に明日馬場が回復して外差し馬場になった場合、去年のNHKマイルの再現が十分にあり得るため、馬場がこの馬に味方する可能性が高い点は注意しておかなければならない。

土曜日の大雨がプラスの馬とマイナスの馬について

※ここで挙げない馬については、特に加減点がないと判断して差し支えない。

プラスに働きそうな馬

  1. インディチャンプ

 新馬戦、有松特別と多少上がりを要した馬場を快勝しているようにピッチ走法ならば多少力のかかる馬場も問題ない。

 そのため、今年も有力候補に変わりはない。

  1. ケイアイノーテック

 近3走は、負けはしたもののしっかりと末脚が使えているため、内容としては悪くない。しかも今回の追い切りでは弾むようなフットワークできびきびと駆け、好調ぶりがうかがえるため、差しが届く上に上がり3ハロンが33秒後半~34秒台しか出ない多少力の要る馬場なら3着候補として面白い。

マイナスに働きそうな馬

  1. アーモンドアイ

 軽い馬場での非常な切れ味が身上のこの馬にとって、道悪はあまりプラスには働かないだろう。有馬記念では伸びにくい内に切り込んで早々と失速したように、本質的にはパワータイプではない。

 また、やや重だったシンザン記念でも勝利しているが、あれは馬場が傷んでいなかった外を回して差してきただけなので、重馬場適正があるとは言い難い。

 したがって、外伸び馬場になった場合は直線の進路次第で明暗が分かれそうだ。

  1. ダノンキングリー

 雨の影響で外伸び馬場になった場合、この馬が最も危険な馬であると考えている

その理由は、内が伸びにくい馬場でインを突いたレースでいずれも失速して敗北してしまっているからだ。

 3歳クラシックの皐月賞の時は最内以外は伸びる馬場だったが、4角で外に他馬がいたせいでやや馬場の悪い最内に進路を取って失速。さらにマイルCSの時は荒れたインを突いて伸びきれず5着。

 以上から考えるダノンキングリーの特性は、「瞬発力は大いにあるが、非力な馬である」という事である。

 よって、日曜日に内が伸びにくい馬場になった場合はあえて嫌ってみるのが面白そうだ。

まとめ

 好調教且つ東京マイルでの実績を持つアドマイヤマーズは魅力ある穴馬といえる。当日が外差し馬場になるなら、去年のNHKマイルCの再現もあり得るのだ。

 片や、馬場が渋ればアーモンドアイやダノンキングリーを嫌う手だってある。特に、今回の人気馬は瞬発力勝負で実績がある馬ばかりなので、雨という予想ファクターが波乱を呼び込むことも大いに考えられるのだ。

 ならば、ここは敢えてバットを長く持って一撃を狙う方に賭けてみたい。

 以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。この記事が皆様の予想の一助になりますように!

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