【弥生賞ディープインパクト記念2021】予想の手間が省ける!出走全馬の前走のまとめ

ステップレース

 ダノンザキッド以外から、どれを選べばいいのだろうか。

 3月4日(木)の出走確定後の登録馬の名前を眺めていると、そんな感想が浮かんだ。

 登録馬の中で2勝以上しているのはたったの3頭という小粒なメンバーではあるが、少数頭立てのメンバーならばどうしても絞らなければならず、ある意味多数頭のレースよりも難しいレースかもしれない。

 そこで、今回は「出走各馬の前走をざっとおさらいしたい人」、「ステップレース分析が面倒な人」向けに、出走各馬のステップレースをざっくりまとめ、予想作業の手間を省くことを目的とした記事を作成した

この記事で分かること

  1. 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
  2. ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる

筆者の自己紹介

筆者の自己紹介

  • 筆者名

ロールス

  • 趣味

競馬、麻雀、読書

  • 競馬歴

14年0ヵ月(2022年3月現在)

  • 予想スタイル

 水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。

最近は、YouTubeで『ナショナルジオグラフィックTV』の動物動画を見るのがマイブーム。

 そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。

  • 2021年度の主な指名穴馬

ラストドラフト(AJCC 6人気)

カテドラル(東京新聞杯 12人気) ※『東京新聞杯の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

ギベオン(金鯱賞 10人気) ※『金鯱賞の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

スーパーフェザー(小倉記念 8人気) ※『小倉記念の出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

エイシンヒテン(ローズS 12人気) ※『ローズSの出走全馬の前走まとめ』の記事にて紹介

  • 2020年度の主な指名穴馬

ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)

キセキ(宝塚記念 6人気)

ディメンシオン(キーンランドC 9人気)

マジックキャッスル(秋華賞 10人気)

 更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!

各ステップレースのまとめ

ひいらぎ賞(1勝クラス) 2020/12/19 中山芝1600m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上遅い

■コース取りの傾向
馬場の3分所から外が有利

■枠順傾向
外枠がやや有利

■脚質傾向
先行有利

求められた能力:

  • 先行力
  • 11秒後半~12秒が続くタフな展開でバテないスタミナと馬力
  • レース平均上がり3ハロンが36秒台の展開で発揮出来る、上がり3位以内の決め手

出走各馬のレース内容

シュネルマイスター

 まずまずのスタートで好位6番手辺りに付ける。

 直線はインコースから抜群の手応えで脚を伸ばして、ムチを打たれることなく圧勝

 展開はともかく、ノーステッキでの勝利は評価出来る

ホープフルS(G1) 2020/12/26 中山芝2000m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上遅い

■コース取りの傾向
フラット

■枠順傾向
外枠がやや有利

■脚質傾向
4コーナー地点で10番手以下の差し、追い込みは不利

求められた能力:

  • 先行力
  • レース平均の上がり3ハロンが36秒台後半のタフな馬場で発揮出来る、上がり3位以内の末脚
  • 折り合い
  • 3~4コーナーでポジションを上げられる機動力

出走各馬のレース内容

ダノンザキッド

 まずまずのスタートで好位の外目に付ける。

 直線は馬場の3分所からジワジワ伸びて優勝。

 馬場と展開に恵まれた勝利につき、特に評価点はない。

 また、直線の坂を上りきった所でさらに加速した所を見るに、もしかすると急坂が得意な馬ではないのかもしれない。

タイトルホルダー

 まずまずのスタートで好位の外目に付ける。

 直線は馬場の2分所からジワジワ伸びるが、力尽きて4着に終わる。

 展開は向いたが、馬力勝負が少し不得手な印象だ。

2歳新馬 2020/12/27 中山芝2000m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上遅い

■コース取りの傾向
直線は馬場の3分所から外が伸びやすい

■枠順傾向
外枠有利

■脚質傾向
4コーナー地点で10番手以下の差し、追い込みは不利

求められた能力:

  • レース平均の上がり3ハロンが36秒台後半のタフな馬場で発揮出来る、上がり3位以内の末脚
  • 折り合い
  • 3~4コーナーでポジションを上げられる機動力

出走各馬のレース内容

ホウオウサンデー

 スタートでやや出遅れたが致命傷にはならず、上手く好位の馬込みに付けることが出来た。

 残り400mのハロン棒付近からゴーサインが出ると反応良く加速し、直線の馬場の2分所へなだれ込む。

 直線に入って鞭も混ぜて一杯に追われると次第に内ラチから3、4頭分外のインコースへ進路を変え、ピッチ走法で余力を残して楽勝した。

 ドスローの展開は向いたが、ゴーサインへの反応の良さと馬場の傷んだインコースを物ともしない馬力は評価出来る

1勝クラス 1/5 中山芝2000m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイム並

■コース取りの傾向
馬場の3分所から内が有利

■枠順傾向
内枠がやや有利

■脚質傾向
展開次第だが、4角地点で後方10番手以下は不利

求められた能力:

  • 4コーナーで前から10番手以内に付けられる多少の先行力
  • レース平均上がり3ハロンが35秒台前半の展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ワンデイモア

 平凡なスタートを切ると特にポジションを取りに行かず、最後方からレースを進める。

 3~4コーナーに差し掛かると馬群の外からジワジワ進出を始め、直線は馬場の2分所に進路を取る。

 そこから一杯に追われると大飛びのフォームで徐々に加速し、最後は余力を残して勝利。

 展開は向いたが、余力残しの勝利は少し評価出来る。

京成杯(G3) 1/17 中山芝2000m(良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上遅い

■コース取りの傾向
馬場の2分所から内が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
先行有利

求められた能力:

  • 先行力
  • 折り合い

出走各馬のレース内容

タイムトゥヘブン

 好スタートを切るとスンナリ先行したが、行きたがるタイムトゥヘブンをデムーロ騎手がなだめる仕草を見せつつも、結局はハナを切るレースを選択。

 道中は特に絡む馬がいなかったおかげで楽に逃げることが出来、直線は馬場の2分所から粘り込む体勢を取る。

 そして、勝ち馬からは離されたが、タイムトゥヘブン自身も3着に1馬身以上の差を付けて2着に好走。

 馬場傾向通りの好走につき、特に評価点は無い。

テンバガー

 スタートでやや出遅れるが、運良く進路が塞がらずに好位に付けることが出来た。

 残り600mから鞍上の戸崎騎手がゴーサインを出すとジワジワ加速し、馬場の2、3分所へなだれ込んだ。

 直線ではやや窮屈な場面もあったが、最後までジワジワ伸びて3着に好走。

 概ね馬場傾向通りの好走につき、特に評価点は無い。

若駒S(L) 1/23 中京芝2000m(重)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上遅い

■コース取りの傾向
馬場の3分所から外が伸びやすい。ただし、馬力があれば最内でも粘り込める

■枠順傾向
外枠がやや有利

■脚質傾向
展開次第

求められた能力:

  • 1ハロン12秒台後半が続くラップに耐えられる馬力と底力
  • レース平均上がり3ハロンが37秒台後半のタフな展開で発揮出来る上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

タイセイドリーマー

 スタートで後手を踏むも、先行争いが激しくならなかったおかげで前から2番手のポジションを取ることに成功。

 3~4コーナーで徐々に逃げ馬との距離を詰め、直線は馬場の2分所へなだれ込む。

 だが、残り200m手前でガス欠を起こし、4着に終わる。

 馬力が要る馬場が堪えた印象だ

3歳未勝利 1/24 中山芝2200m(不良)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより5秒以上遅い極悪馬場

■コース取りの傾向
馬場の4分所から外が伸びやすい

■枠順傾向
外枠がやや有利

■脚質傾向
4コーナーで後方10番手以下の差し、追い込み馬は不利

求められた能力:

  • 12秒台のラップが続く展開に耐えられる馬力と持久力
  • 直線入り口までに前から10番手以内にポジションアップ出来る機動力
  • レース平均上がり3ハロンが36秒台後半の馬力が要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ソーヴァリアント

 スタートは平凡だったが行きっぷりが良く、1コーナー地点で前から2番手の位置に付ける。

 残り600mを過ぎた辺りで馬場の外から逃げ馬をかわしてリードを奪うと直線は馬場の4分所へなだれ込み、最後まで先頭を譲らなかった。

 馬場傾向通りの好走につき、特に評価点は無い。

3歳未勝利 2/14 東京芝1800m(良)

出走各馬のレース内容

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準タイムより1秒以上早い

■コース取りの傾向
馬場の3分所から内が有利

■枠順傾向
フラット

■脚質傾向
4角地点で後方10番手以下は不利

  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード
  • 4角で10番手以内に付けられる多少の先行力
  • レース平均上がり3ハロンが34秒台前半の瞬発力が問われる展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚

出走各馬のレース内容

ゴールデンシロップ

 まずまずのスタートを切ると、かかり気味に先団グループに取りつく。

 直線では内ラチから3頭分空けたコースで粘り込んで勝利。

 馬場傾向通りの好走につき、特に評価点は無い。

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