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- 各ステップレースのまとめ
- 京成杯AH(G3) 2021/9/12 中山芝1600m(良)
- 秋華賞(G1) 2021/10/17 阪神芝2000m(良)
- ノベンバーS(3勝クラス) 2021/11/6 東京芝1800m(良)
- マイルCS(G1) 2021/11/21 阪神芝1600m(良)
- キャピタルS(L) 2021/11/27 東京芝1600m(良)
- ターコイズS(G3) 2021/12/18 中山芝1600m(やや重)
- 阪神カップ(G2) 2021/12/25 阪神芝1400m(良)
- 京都金杯(G3) 1/5 中京芝1600m(良)
- ニューイヤーS(L) 1/8 中山芝1600m(やや重)
- 若潮S(3勝クラス) 1/9 中山芝1600m(良)
- 長篠S(3勝クラス) 1/22 中京芝1600m(良)
- 巻き返しに期待がかかる1頭
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巻き返しに期待がかかる1頭
今回は⑤トーラスジェミニに注目する。
その理由は、次の3点である。
①東京芝1600mで強い競馬をしたことがあるから
東京芝1600mにおけるトーラスジェミニのベストパフォーマンスといえば、2021年安田記念でのものである。
安田記念でトーラスジェミニは勝ち馬のダノンキングリーと0.4秒差の5着に入線したのだが、その着順は「差し有利な展開とトラックバイアスで先行してのもの」だったため、負けて強しの競馬をしたと言える。
さらに、その時の斤量も今回と同じ58kgなので、斤量に関しては苦にしないだろう。
東京芝1600mのG1で先行馬にとって不利な展開の中、グランアレグリアら強敵相手に善戦した底力を見せたことが1つ目の理由である。
②前走から好転した条件が多いから
次に、トーラスジェミニにとって好転した条件が多いのも注目すべきポイントだ。
まずは騎手についてだが、原優介騎手から横山武史騎手に大幅強化された。
特に、横山騎手は先行競馬の意識が高い騎手という点が、トーラスジェミニにとって得意の脚質である逃げ・先行2番手からのレースを行う可能性が高まったというのが好ましい。
もう1つは、トーラスジェミニがブリンカー初装着という点だ。
初ブリンカー着用で結果を出した馬と言えば去年のCBC賞を制したファストフォースがいるが、この馬も前走でハナを打てずにブリンカー着用したところ、ダッシュ力が付いて逃げを打ち、見事に重賞初制覇を飾って見せた。
トーラスジェミニもファストフォースの例と似ており、前走で逃げを打てなかったため陣営がブリンカーを試してきたと思われる。
そのため、今回は何が何でもハナに立つ可能性が高く、もしトーラスジェミニが逃げる展開になれば次の大舞台での好走を狙う他の有力馬達はトーラスジェミニを無理に追わずに控え、楽に逃げが打てる展開になる。
後は、安田記念で見せた底力で逃げ切り勝ちを決めることが出来るだろう。
ブリンカーを付けたことと先行意識の高い騎手が騎乗すること、内枠を引いたことで前に行ける可能性が高まったことが、トーラスジェミニに注目すべき2つ目のポイントである。
③出走馬の脚質に偏りがあり、前目の馬に有利になりそうだから
そして3つ目の理由が、出走馬の脚質が差し・追い込みに偏っている点だ。
2022年2月6日の23時時点での1人気はファインルージュ。
桜花賞を始め、去年の牝馬3歳戦線で上位入線を果たした実力馬だが、調教の仕上げが緩い上に調教師のコメントも「ここは次の大舞台への試走である」というニュアンスが強く、今回は無理に前目のポジションを取りに来ない可能性が高い。
次いでディフェンディングチャンピオンのカラテと上がり馬イルーシヴパンサーが続き、その後の4人気にホウオウアマゾンが収まっているが、カラテもイルーシヴパンサーも近走は差し脚質が続いているし、ホウオウアマゾンに関しては何が何でも逃げなければダメな馬ではない。
よって、これらの馬もトーラスジェミニとの先行争いを繰り広げる可能性は低い。
さらに、昨年2着のカテドラルや重賞タイトルを複数持ちながら下位人気に甘んじているマルターズディオサやケイデンスコールも後方からの競馬で結果を出してきた馬達な上に、今後のG1レースへ出走するための賞金もすでに足りていることから、このレースでいきなり先行してくるという奇策に出る可能性は低いと見ている。
そうなれば、有力どころがこぞって後方待機に回るのは明白である。
仮に有力馬が後方待機すれば、互いが互いに牽制しあって道中で動けずという展開が予想され、加えて今回は別定戦でいつもより重い斤量を背負う馬が多く、重い斤量に慣れていない馬では末脚を伸ばせずに凡走してしまうだろう。
その一方で、前で競馬をする馬はマークされずに楽に運べるため、レースを支配出来るだろう。
ただし、現在の東京は高速馬場且つ上がりも早いため、前目で粘り込むには速い展開でもへこたれない底力が必要だ。
そこで白羽の矢を立てたのが、安田記念で強い競馬をしたトーラスジェミニと近3走で目覚ましい活躍を見せたホウオウアマゾンだが、本ブログの趣旨に則ってトーラスジェミニの方を推奨した次第だ。
トーラスジェミニを始めとした底力がある先行馬に有利な展開になる点こそが、トーラスジェミニを推す3つ目のポイントである。
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