巻き返しに期待がかかる1頭
今回は⑦アメリカズカップに注目する。
注目すべきは、アメリカズカップの基礎スピード能力と小倉競馬場との相性の良さだ。
まず、基礎スピード能力の高さについては3年前の中京記念と去年の小倉記念のパフォーマンスで証明済だ。
3年前の中京記念では勝ち馬グレーターロンドンがコースレコードを記録したレースで、アメリカズカップはそんなレースで13人気ながら6着に好走。
しかも、1000m57秒のオーバーラップで差し、追い込み馬に有利な展開且つ馬場の荒れたインコースで粘り込んでの内容だったので、このレースは着順以上に濃い内容だった。
また、去年の小倉記念は中団待機策が図に当たった結果と言えど14人気ながら4着に健闘しており、走破タイムが早い条件では人気以上に好走している。
そして、小倉競馬場との相性の良さについてだが、近走で面白い結果がある。
それは、前走大敗後に小倉芝2000mを使うと掲示板内の着順に好走している点だ。
確かに小倉芝1800mでは2走していずれも着外に終わっているが、敗因はハッキリしている。
2年前の小倉大賞典では逃げ、先行馬に有利な馬場で大外枠から中団待機策でビリ。
さらに、去年の小倉日経OPでは差し馬に有利な展開で先行した上に直線は荒れたインコースに進路を取ってしまって勝ち馬から0.5秒差の7着と、いずれも敗因は馬場を味方に付けられなかったことにある。
一方、馬場を味方に付けた小倉記念では4着、今年緒戦の関門橋Sでも終いこそ荒れたインコースに突っ込んでしまったものの5着に好走している。
そして、近2走はどちらもスローペースで折り合いを欠いて見せ場無く敗北しているので、先程述べた「大敗後に小倉競馬場でパフォーマンスを上げる」という法則に当てはまるのである。
また、今回はアメリカズカップが馬場を味方に付ける可能性が高い。
何故なら、今年の中京記念では近2走で味わったドスローな展開が発生しにくいからだ。
今回は、レコード連発の小倉競馬場というコースで前走マイル以下を使った馬が多数いる上に、人気馬に比較的先行志向の強い福永騎手や川田騎手が跨り、あまつさえ人気の一角のディアンドルが逃げ馬という条件である。
そうなれば序盤の先行争いが多少激しくなるのに加えて人気の逃げ馬へのマークがキツくなるためスローペースにならず、ミドル~ハイペースの流れの中で折り合いを欠いてスタミナが切れた馬から脱落する持続力勝負になるだろう。
すると、近走でスローペースで折り合わずに負けているアメリカズカップが先行した場合、得意の小倉競馬場を味方に付けてレースを有利に運べると考えている。
以上2点が、今回アメリカズカップに注目する理由である。
合わせて読みたい記事
※調教予想の参考にご覧ください!
※予想で使える本はこちらで紹介してます!
※下記のリンクから他の予想者のブログを見て、さらなる予想材料を手に入れましょう!
コメント