巻き返しに期待がかかる1頭
今回は⑫スマートリアンに注目する。
坂路で行われた最終追い切りではウッドをバシバシ蹴り上げながらさっそうと駆け抜けて自己ベストタイムを更新。
体調が良好なのは間違いない。
次に芝1200mへの適性だが、前走で前半600mが33.9秒の中を先行4番手で難なく追走した様を見るに、ペースがさらに上がっても問題はないだろう。
そして最後にはメンバー間でのスマートリアンの格の高さも加点材料だ。
7走前の京成杯AHではハンデ戦ながらグレナディアガーズやカラテといった強豪馬と接戦を演じたばかりか、6走前の府中牝馬Sでは差し有利な馬場で先行して勝ち馬から0.5秒差の6着に好走した。
そして思い出してほしいのが2週前のマーメイドSの結果だ。
軽ハンデ馬が人気を集めたが、前半1000mが59.4秒で走破タイムが1.58.3という締まった展開になり、終わってみれば勝ち馬はG1で3着に好走した実績馬。
さらに、2着のマリアエレーナは斤量55kgを背負った実力馬。
そして、3,4着のソフトフルートとリアアメリアもG1で上位に入線した実績があったのだ。
この結果から言えることは、「いくらハンデ重賞とはいえ、レース展開が締まった流れになって総合力が問われれば、上位に入線するのは地力がある馬である」ということだ。
加えて、今の小倉芝コースは走破タイムこそ早いが、上がりがかかっていることから、単純にスピードだけでは押し切れず、スタミナの能力も要る条件なのだ。
そのため、芝1200mもスタミナが重要になる1600mや1800mの重賞で好走実績があるスマートリアンにとって、現在の小倉競馬場のトラックバイアスは有利に働くだろう。
惜しむらくは、スマートリアンが単勝5人気に支持されてしまっていることだが、こればかりは当日に人気が下がるのを祈るしかない。
前がやり合う展開を好位で上手く折り合えば、タイセイビジョンやアンコールプリュといったメンバーの中で上位の末脚を持つ馬達と共に高配当を演出してくれるだろう。
以上の理由から、今年のCBC賞ではスマートリアンの巻き返しに期待する。
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