【オークス2021】5分で分かる！出走全馬の前走のまとめ

　逃げ馬不在でスローペース濃厚。

　そんな中で無敗の桜花賞馬が人気を集めているものの、父クロフネ産駒の芝2000m以上のレース成績は振るわず、ましてスローペースの切れ味勝負になってしまえば、初の敗北を喫する可能性が高い。

　だが、逆転候補を探そうにもこれといった馬があまりおらず、狙いの馬が定まらずにお困りの方が多いのではないだろうか。

　

　そこで、今回は「オークスで狙う馬をお探しの方」や「オークスの各ステップレースをざっくり見直したい方」、「いちいち各ステップレースを見直すのがメンドイ方」向けに、出走各馬のステップレースをざっくりまとめることで、予想作業の手間を省くことを目的にしている。

　この記事が何らかの形で参考になれば幸いである。

この記事で分かること

1. 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
2. ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる

筆者の自己紹介

各ステップレースのまとめ

君子蘭賞(1勝クラス) 3/27 阪神芝1800m(良)

出走各馬のレース内容

ニーナドレス

　発馬が悪く川田騎手に追っ付けられて先行策を取るが、なまじ勢いが付いたせいで馬がエキサイトしてしまい、3コーナーの終わり辺りまでかかっていた。

　直線では一杯に追われながら馬場の1、2分所の境目辺りからジワジワと加速し、2着のテーオーラフィットをアタマ差で下した。

　折り合いこそ欠いたものの、前半がかなり緩んだスローペースで上がり3ハロンのヨーイドンの展開なので先行馬が有利なのは当然である。

　それにもかかわらず、1勝クラスで辛勝ではさすがに本番では厳しそうだ。

ミモザ賞(1勝クラス) 3/28 中山芝2000m(重)

出走各馬のレース内容

スルーセブンシーズ

　スタートは若干あおり気味だったので、無理にポジションを取りに行かずに前から7、8頭目の位置で脚を溜める。

　3コーナー半ばから大外を通ってポジションを上げると直線では馬場の真ん中辺りから勢い良く末脚を伸ばして2着に2馬身以上の差を付ける圧勝。

　概ね馬場傾向通りの好走だが、捲って余力残しの勝利は少し評価出来る。

忘れな草賞(L) 4/11 阪神芝2000m(良)

出走各馬のレース内容

ステラリア

　まずまずのスタートを切ると先行する他の先行馬に釣られて前に行きたがるが、鞍上の福永騎手になだめられて中団に控えた。

　向こう正面では馬群外の中団後方でじっくり脚を溜めると、4コーナーから鞍上の手綱がやや動き始めるのに呼応して加速を開始。

　直線では馬場の2分所からゴーサインを出されると、切れ味はあまりなかったがジワジワと加速して余力を残してゴールした。

　差し馬に有利な淀みない展開に恵まれたが、上がり3ハロン最速の末脚で余力を残して勝利した点は評価出来る。