菊花賞から参戦した3頭の4歳牡馬の人気が目されるが、それに続く下位人気にも実績ある馬達ばかりが揃った。
しかも、週末は雨予報まで出たせいで道悪での開催が濃厚なので、今週も馬券の取捨に苦労しそうだ。
そこで、今回はAJCCの「出走各馬の前走をざっとおさらいしたい人」、「ステップレース分析が面倒な人」向けに、出走各馬のステップレースをざっくりまとめ、予想作業の手間を省くことを目的とした記事を作成した。
- この記事で分かること
- 筆者の自己紹介
- 各ステップレースのまとめ
- 京都大賞典(G2) 2020/10/11 京都芝2400m(やや重)
- 菊花賞(G1) 2020/10/25 京都芝3000m(良)
- カシオペアS(L) 2020/11/1 京都芝1800m(良)
- アルゼンチン共和国杯(G2) 2020/11/8 東京芝2500m(良)
- エリザベス女王杯(G1) 2020/11/15 阪神芝2200m(良)
- キャピタルS(L) 2020/11/28 東京芝1600m(良)
- チャレンジC(G3) 2020/12/5 阪神芝2000m(良)
- ステイヤーズS(G2) 2020/12/5 中山芝3600m(やや重)
- ディセンバーS(L) 2020/12/20 中山芝1800m(良)
- グレイトフルS(3勝クラス) 2020/12/26 中山芝2500m(良)
- 有馬記念(G1) 2020/12/27 中山芝2500m(良)
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この記事で分かること
- 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
- ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる
筆者の自己紹介
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
各ステップレースのまとめ
京都大賞典(G2) 2020/10/11 京都芝2400m(やや重)
出走各馬のレース内容
ステイフーリッシュ
道中は逃げ馬2騎から少し離れた3番手を行くバイオスパークの直後に付ける。
直線は馬場の2分所から粘り込もうとするが、外から来た差し馬達にかわされて5着に終わる。
開幕初週にしては荒れていた馬場の内側を走ったロスはあった。
だが、その割には健闘しており、悪くないレース内容だ。
ノーブルマーズ
道中はステイフーリッシュの直後でレースを進める。
直線はステイフーリッシュに続くように馬場の2分所から粘り込もうとするが、残り200m付近で失速して12着に敗北。
開幕初週にしては荒れていた馬場の内側を走ったロスが響いた。
菊花賞(G1) 2020/10/25 京都芝3000m(良)
出走各馬のレース内容
アリストテレス
道中ではコントレイルをピッタリとマークしながら、脚を溜める。
直線は馬場の5分所付近からコントレイルと併せ馬で末脚を伸ばして勝ち馬に迫るも、僅差の2着に終わった。
展開と馬場は向いたが、3着以下を3馬身以上ちぎったのは素直に評価出来る。
サトノフラッグ
道中は後方待機。
3~4コーナーでは仕掛け始めるライバル達をよそに馬なりのまま大外を通り、馬場の5分所へなだれ込む。
そこから末脚を伸ばして3着を確保したが、馬場傾向と展開が向いただけなので、特に評価点は無い。
ヴェルトライゼンデ
道中はコントレイルとアリストテレスから約2馬身程後ろを追走。
4コーナー付近から鞍上の手が動いたが、直線入りですでにガス欠し、1、2着馬に引き離されていった。
3000mが少し長かった印象なので、このレースは度外視可能。
カシオペアS(L) 2020/11/1 京都芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ノーブルマーズ
発馬も特に悪くなく、序盤は好位7番手辺りで脚を溜める。
直線も馬場の5分所からこの馬なりに脚を伸ばして8着入線。
ただ、1800mをこなすにしては、先行力も末脚のキレも一息なので、距離が忙しかった印象。
アルゼンチン共和国杯(G2) 2020/11/8 東京芝2500m(良)
出走各馬のレース内容
ラストドラフト
1枠2番を引いたせいで、道中は芝が傷んだインコースの追走を余儀なくされる。
4コーナー付近で鞍上の戸崎騎手が外へ進路変更を促し、直線は馬場の3分所と4分所の間から直線勝負の構えを取る。
そこから追われるとジワジワ脚を伸ばして2着に好走。
差し有利な馬場と展開は向いたものの、スタート直後の直線~向こう正面は芝が傷んだコースを走らされたロスがあり、その点で若干の不利を受けた印象。
サンアップルトン
向こう正面では芝の状態が良い2分所を追走し、中団10番手付近で脚を溜める。
直線は芝の状態が良い馬場の4分所から末脚を伸ばし、3着に好走。
馬場と展開が向いた上に、終始ストレス無く芝の状態が良い外で追走して脚を溜められたから好走出来ただけなので、特に評価すべき点は無い。
ベストアプローチ
道中は後方12、3番手で追走し、直線は芝の状態が良い馬場の4分所から末脚を伸ばして7着入線。
馬場と展開が向いただけなので、特に評価点は無い。
エリザベス女王杯(G1) 2020/11/15 阪神芝2200m(良)
出走各馬のレース内容
ウインマリリン
まずまずのスタートを切ると1コーナーまでの長い直線を利用してジワジワ先行し、前から3番手辺りに付ける。
向こう正面では大逃げを打つノームコアから4、5馬身離れた2番手に付けたリアアメリアの約2馬身後ろで脚を溜め、3~4コーナーにかけては最内を立ち回る。
直線は最内から粘り込もうとするが、外から勝ち馬らに強襲され、4着に終わる。
外が伸びる馬場だったことと、差し馬に有利な流れだったことを考えると、このレースぶりは評価出来る。
また、好走したオークスやフローラSからも分かるとおり、どうやらウインマリリンは早い基礎スピードが問われる馬場が得意なようだ。
キャピタルS(L) 2020/11/28 東京芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ランフォザローゼス
まずまずのスタートで前から4番手辺りに付けて脚を溜める。
直線は馬場の3分所から粘り込もうとするが、他馬にかわされて8着に終わる。
このレースでランフォザローゼスの上がり3ハロンが35.1秒だったのを考えると、瞬発力が求められる東京芝マイル戦は適性外だったと言える。
チャレンジC(G3) 2020/12/5 阪神芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
ジェネラーレウーノ
好スタートから軽く促されてハナに立つ。
向こう正面ではマイペースで逃げていたが、3~4コーナーで2番手に付けたレイパパレの標的にされる。
直線の最内で一杯に追われてレイパパに抵抗するが、外からレイパパレらにあっさりとかわされ、5着に終わる。
瞬発力が問われるスローペースが向かなかったので、度外視可能。
ナイママ
スタートから一杯に追われた上に鞭も入れられるが、思うように先行しないズブさを見せ、仕方なくレイパパレの後ろに付ける。
さらに、3~4コーナーで一杯に追われた際も思うように進出しないズブさを見せ、6着に敗北。
この馬のズブさでは瞬発力勝負は向かないので、今回のレースは適性外だったと言える。
ステイヤーズS(G2) 2020/12/5 中山芝3600m(やや重)
出走各馬のレース内容
タガノディアマンテ
スタートはあまり良くなかったが、1週目の1~2コーナーにかけてポジションを前から2番手まで押し上げ、3コーナーでハナに立つ。
その後はマイペースで逃げた後、直線は内ラチから約1頭分空けたインコースで逃げ粘って2着。
ドスロー逃げが図に当たった好走につき、評価すべき点は無い。
ディセンバーS(L) 2020/12/20 中山芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
マイネルハニー
まずまずのスタートで好位を立ち回るも、直線で目立った伸びは無かった。
特段不利は受けてなく、力の要る馬場も苦手な条件とは思えないので、もしかすると調整不足か斤量58kgが堪えたのかもしれない。
グレイトフルS(3勝クラス) 2020/12/26 中山芝2500m(良)
出走各馬のレース内容
ジャコマル
好スタートでハナに立つと、向こう正面地点で2番手の馬に5馬身程のリードを付ける。
3~4コーナーでリードは失ったものの、余力十分で直線に入ると最内で逃げ粘って勝利。
馬場と展開が向いた勝利につき、特に評価点はない。
有馬記念(G1) 2020/12/27 中山芝2500m(良)
出走各馬のレース内容
モズベッロ
スタートで大きく出遅れてしまうロスを受ける。
道中は特に動かずに直線一気に賭けるが、直線入りした時点ですでに勢いが無く、最下位に終わる。
長期休養明け且つ大きな出遅れがあったので、このレースは度外視可能。
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皆様の予想の一助になりますように!
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