いよいよ来週から秋のG1戦線へのトライアルレースが行われようとする最中、今年の新潟記念も夏競馬の終わりにふさわしい難解な顔ぶれとなった。
とりわけ、今回のレースは何と18頭中14頭が前走からの騎手乗り替わりで、内8頭がテン乗りという実に悩ましい事態が発生してしまった。
そこで、今回は乗り替わりが発生した中で「⑨アイスストーム」の一発が見込めると考えた理由を簡単に紹介していく。
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
この記事で分かること
- アイスストームが好走すると考えた理由を柴田大知騎手の特徴とアイスストームの実績から簡単に説明
アイスストームが好走する理由
- 先行出し抜きが狙えるから
柴田大知騎手の特徴
- とにかく「逃げ・先行」の実績が目立つ
最近で言えばスマイルカナで穴を空けた桜花賞が記憶に新しいが、他にもマイネルラクリマやマイネルミラノ(2015年新潟記念2着)、ウインフルブルームなどといった実績ある先行馬での活躍が目立つ。
主戦の武騎手が別会場での騎乗とはいえ、差し馬にあえて柴田騎手を配した理由は何故か?
その答えは、陣営が「新味を出すために先行させようと目論んでいる」からだと考える。
アイスストームは、先行策に関しては3歳の時の4月~6月に試したことがあるものの、いずれも小回りコースである。
そのため、アイスストーム自体は大箱コースの先行策については未知数だが、柴田騎手は過去にマイネルミラノやマイネルアウラートなどの馬を大箱コースで先行させて好走させた実績があるので、奇襲の先行策に期待する手があると考えた。
今の新潟競馬場で先行粘り込みは可能か?
土曜日の馬場は、上がり3ハロンは33秒台を計測し、内が荒れて伸びにくい上に差しがまずまず決まっていた。
加えて、新潟記念のメンバー構成を見るに差し・追い込み馬だらけな上に何が何でも逃げたい馬やマイルの先行馬も見当たらず、スローペースが濃厚である。
さらに、距離短縮で臨む馬が7頭もいるので、後方から行く馬達に乗る騎手達は、先行馬を無理に追わずとも差しが決まる馬場なら無理に追う必要はないという認識が発生しうる。
そして、乗り替わり騎手が多いという事は新パートナーの事をよく分かってないケースがあり、まずはどんな馬かを知るために前走のように乗って様子見するはずだ。
そのため、ただでさえ手薄な先行馬へのマークがますます薄くなって奇襲の先行策が成功しやすいため、上がり3ハロンが33秒台で好走歴のある馬ならば先行粘り込みが可能と考えた。(かといって、ウインガナドルじゃ足りないし……)
アイスストームは、差し競馬だったとはいえ馬場の良い東京や昨年の中日新聞杯を早い上がりで好走した実績がある。
中日新聞杯では(1.00.8-58.4)という後傾2.4秒のスローペースに対して上がり3ハロン33.6秒(出走メンバー中2位)の脚で3着、2019/5/19の調布特別(東京芝1800m)では上がり3ハロン32.5秒(出走メンバー中1位)の脚を記録し、早い上がりが出る馬場への適性を示した。
したがって、後半の早い流れをまとめられる能力があると考え、先行前残りの穴馬として魅力的だと考えた。
まとめ
今回の穴馬
- ⑨アイスストーム
穴馬として選んだ理由
- 柴田大知騎手を乗せた理由は、先行策を取るからだと考えたから
- 今の新潟は差しが決まるとはいえ、メンバー構成的に先行有利な展開になる可能性が高いから
- アイスストームに早い上がりで好走した実績があるから
以上、皆様の予想の一助になりますように!
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