【桜花賞2022】5分で分かる!出走各馬の前走のまとめ

ステップレース

巻き返しに期待がかかる1頭

 今回は①ナムラクレアに注目する。

 4/9の阪神競馬場のレース結果を見ると、今の阪神競馬場の馬場傾向は持ち時計があり比較的インコースを立ち回った馬に有利であるということが分かる。

 その傾向の裏付けとして特に顕著な例が阪神牝馬Sである。

 このレースで勝ったのは内を立ち回った短距離馬、メイショウミモザである。

 メイショウミモザは芝1200m戦で1.07.3の持ちタイムを有するスピードタイプの馬である。

 他の出走メンバーを見渡すと中距離戦で実績を残した馬が多数認められ、スピード能力はメンバー上位であった。

 レース序盤はそのスピード能力を活かして好位のインコースでジッと脚を溜めると、直線では最内から脚を伸ばしてアンドヴァラナウトらの追撃を振り切った。

 一方、外から脚を伸ばしたデゼルは3着、さらに上がり最速の末脚を繰り出してデゼルと同じく外から追い込んだジェラルディーナに関しては6着に敗れてしまった。

 以上の結果から、桜花賞で狙うべき馬は「好位のインコースをロス無く立ち回れる短距離志向の馬」だと考える。

 その候補となる穴馬は何頭かいるが、ナムラクレアは特に実績が抜けている。

 まず、芝1200mにおける持ち時計は出走メンバー最速の1.07.9である。

 この持ち時計はメイショウミモザ同様に小倉芝1200mで記録している。

 続いて、強敵揃いの阪神JFでは道中で芝が荒れたインコースを走らせながら僅差の5着に好走し、前走のフィリーズレビューでも外を回して末脚を伸ばすとコースレコードで勝利したサブライムアンセムとタイム差無しの2着に好走し、世代上位の力があることを示した。

 さらに、前走こそスタートで後手を踏んだが、阪神JFやファンタジーSでは好スタートを決めていることから、乗り方1つで先団~好位を立ち回れる先行力を有しており、ナムラクレアこそがまさに今の阪神競馬場で狙うべき条件に合致するのだ。

 そして、今回は休養明け2戦目で追い切り映像からも状態が上向いていることがうかがえ、浜中騎手の乗り方次第では、前走で先着されたサブライムアンセムはもちろん、ナミュールやウォーターナビレラ等の有力馬との逆転が可能だ。

 したがって、今回はナムラクレアの逆転に期待する

 そしてナムラクレアの相手には、ウォーターナビレラやサブライムアンセムといった好位のインコースを立ち回れそうでスピードがある馬達と馬券を組ませていくのが良いだろう。

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