【安田記念2022】5分で分かる！出走各馬の前走のまとめ

巻き返しに期待がかかる1頭

　今回は④ダノンザキッドに期待する。

　まずは、昨年の富士Sで骨折明け緒戦でソングラインと0.5秒差の4着に好走した内容と、外差し有利な馬場ながら外からシュネルマイスターと0.1秒差まで追い上げた末脚を評価したい。

　この2つのレースを見る限り、ダノンザキッドの能力は今回人気しているシュネルマイスターやソングラインとの能力差に大きな開きはなく、展開次第ではダノンザキッドがこの2頭を逆転出来ると考える。

　次に、ダノンザキッドの追い切りも好印象だ。

　1週前追い切りでは今までのCWコースではなく、坂路で調整された。

　もしかすると体調不良で調整メニュー変更を余儀なくされたのかと心配したが、今回の追い切りで見せたキレのある動きを見る限り、ダノンザキッドのコンディションは良好と言えるだろう。

　そして、中山から東京コースへの変更も加点材料だ。

　ダノンザキッドは一瞬でキレる瞬発力を持っていないため、生来直線が短い小回りコースは向かない馬だ。

　だが、スピードの持続力に関しては悪くなく、この能力は東京や阪神のような大箱コースでこそ真価を発揮する。

　世代上位のマイラーと差のない能力、追い切りから感じる好調気配、大箱コースへの舞台変更という観点から、今回はダノンザキッドの巻き返しに期待する。

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