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巻き返しに期待がかかる1頭
今回は⑯デゼルに注目する。
5/14の京王杯スプリングカップは1.20.2というまずまずのタイムでの決着だったが、上位入線したのは5着のラウダシオンを除いていずれも馬場の外から上がり33秒台の末脚を使った差し馬だった。
今週から東京競馬場はBコースに変更になったにもかかわらず外差し決着になったのは、ラチ沿いにコース替わりでもカバー出来ない芝の傷みがあるからだろう。
また、京王杯スプリングカップの上がり3ハロンの平均タイムは34.4秒で上位入線馬の殆どが上がり33秒台の末脚を使っていたことから分かることは、好走するには瞬発力が必要なレースだったということだ。
以上のことから今の東京競馬場は「まずまずの持ち時計と瞬発力があり、直線で外を回せる差し馬に有利」であると言える。
デゼルならば昨年の阪神牝馬Sを1.32.0の好タイム(上がり3ハロン32.5秒)で制しており、外を回れそうな差し馬で最も警戒せねばならない1頭だろう。
また、デゼルのローテーションは昨年とは雲泥の差である点も見逃せない。
迎春Sで2021年の緒戦を迎えたデゼルは、初音S→阪神牝馬Sを連勝してヴィクトリアマイルに歩を進めた。
だが、ヴィクトリアマイルではグランアレグリアから0.9秒離された8着に敗れてしまった。
一見するとG1の壁に跳ね返された形だが、そのレース内容は決して悲観すべきものではない。
ヴィクトリアマイルまでの3戦は1/11→2/14→4/10とコンスタントに使われており、この日程では本番でお釣りを残して仕上げるのは至難の業である。
また、デゼルはヴィクトリアマイルでは上がり3ハロン33.2秒(メンバー3位タイ)を記録し、使い詰めながら東京マイルへの適性を示した。
タイトなスケジュールだった昨年と違い、休養明け2戦目となる今年は昨年以上の結果に期待出来る。
そして、今回初コンビを組む藤岡康太騎手といえば、昨年の京都大賞典でデゼルと同じ友道厩舎のマカヒキを見事勝利に導いた騎手である。
マカヒキの時のようにジッと中団で待機する騎乗スタイルは、間違いなくデゼルと手が合うはずだ。
悩めるダービー馬を復活させた手腕を持つ騎手への乗り替わりも加点材料と見る。
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