巻き返しに期待がかかる1頭
今回は⑨サトノヘリオスに注目する。
土日は台風一過なため、日曜日は恐らく良馬場まで回復するだろう。
もしそうなれば、先週の春雷Sでコースレコード級の勝ちタイムを記録した時のように、早い走破タイムが求められる展開になるだろう。
サトノヘリオスは中京未勝利戦とエリカ賞でコースレコードタイムで勝利したように、芝2000mでの時計勝負は歓迎のクチだ。
また、ホープフルSやスプリングSで見せた3,4コーナーでの捲り性能の高さ、エリカ賞やスプリングSで見せた直線で追われた時に瞬時に加速した反応の良さは、中山競馬場のような小回りコースで好走するには必須条件である。
前述のレースで高い小回り適性を見せたのに12人気(土曜日時点の人気)というのは、見くびられた人気と言わざるを得ない。
さらに、去年の皐月賞の結果からの推察だが、雨が降った後の中山競馬場は馬場の内側から芝が乾く可能性がある。
去年の皐月賞で3着以内に入ったエフフォーリア、タイトルホルダー、ステラヴェローチェは全て直線で馬場の内側を突いた馬である。
一方、直線で外を回した馬達はいずれも末脚を上手く発揮出来ず、4着以下に敗退してしまった。
この結果が意味することは、「雨乾きの中山競馬場はインコースが有利だが、大外からの差しはきまりにくい」ということである。
では、サトノヘリオスの場合はインコースを突けるのか。
答えは、イエスである。
ホープフルSこそ大外から捲って惨敗したものの、あれはスタートが若干悪くてポジションが取れなかったせいな上にレース間隔も詰まっていたため、大目に見ることが出来る。
一方、中京未勝利戦やエリカ賞、スプリングSでは道中でインコースを追走すると、直線では馬場のインコースから鋭い末脚を発揮して好走している。
そのため、レース序盤で好位~中団7,8番手辺りのインコースが取れれば勝機があると考えている。
後は、サトノヘリオス同様に小回り適性が高く芝2000mで早い持ち時計を持つキラーアビリティや、皐月賞と同じ中山芝2000mで行われたホープフルSと弥生賞で好走し、好調教を積んできたボーンディスウェイをサトノヘリオスとの馬券に組ませておきたい。
今年の皐月賞の出走メンバーは、持ち時計が遅い馬と3,4コーナーでの機動力がさほど高くない馬ばかりで荒れる可能性が高いので、サトノヘリオスとキラーアビリティのワンツーフィニッシュに期待したい。
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