【皐月賞2022】5分で分かる!出走全馬の前走のまとめ

ステップレース

巻き返しに期待がかかる1頭

推奨馬が好走する馬場条件の前提(良馬場想定)

当時の馬場傾向:

■当日芝の走破タイム傾向
クラス水準以上のタイムが出る高速馬場

■直線のコース取りの傾向
馬場の3分所より内が有利

■枠順傾向
内枠がやや有利

■脚質傾向
展開次第

求められた能力:

  • 直線でインコースを立ち回れるポジショニング
  • レース平均上がり3ハロンが35秒台前半の馬力がやや要る展開で発揮出来る、上がり3位以内の末脚
  • クラス水準タイムより早く走れる基礎スピード

 今回は⑨サトノヘリオスに注目する。

 土日は台風一過なため、日曜日は恐らく良馬場まで回復するだろう。

 もしそうなれば、先週の春雷Sでコースレコード級の勝ちタイムを記録した時のように、早い走破タイムが求められる展開になるだろう。

 サトノヘリオスは中京未勝利戦とエリカ賞でコースレコードタイムで勝利したように、芝2000mでの時計勝負は歓迎のクチだ

 また、ホープフルSやスプリングSで見せた3,4コーナーでの捲り性能の高さ、エリカ賞やスプリングSで見せた直線で追われた時に瞬時に加速した反応の良さは、中山競馬場のような小回りコースで好走するには必須条件である。

 前述のレースで高い小回り適性を見せたのに12人気(土曜日時点の人気)というのは、見くびられた人気と言わざるを得ない。

 さらに、去年の皐月賞の結果からの推察だが、雨が降った後の中山競馬場は馬場の内側から芝が乾く可能性がある。

 去年の皐月賞で3着以内に入ったエフフォーリア、タイトルホルダー、ステラヴェローチェは全て直線で馬場の内側を突いた馬である。

 一方、直線で外を回した馬達はいずれも末脚を上手く発揮出来ず、4着以下に敗退してしまった。

 この結果が意味することは、「雨乾きの中山競馬場はインコースが有利だが、大外からの差しはきまりにくい」ということである。

 では、サトノヘリオスの場合はインコースを突けるのか。

 答えは、イエスである。

 ホープフルSこそ大外から捲って惨敗したものの、あれはスタートが若干悪くてポジションが取れなかったせいな上にレース間隔も詰まっていたため、大目に見ることが出来る。

 一方、中京未勝利戦やエリカ賞、スプリングSでは道中でインコースを追走すると、直線では馬場のインコースから鋭い末脚を発揮して好走している。

 そのため、レース序盤で好位~中団7,8番手辺りのインコースが取れれば勝機があると考えている

 後は、サトノヘリオス同様に小回り適性が高く芝2000mで早い持ち時計を持つキラーアビリティや、皐月賞と同じ中山芝2000mで行われたホープフルSと弥生賞で好走し、好調教を積んできたボーンディスウェイをサトノヘリオスとの馬券に組ませておきたい。

 今年の皐月賞の出走メンバーは、持ち時計が遅い馬と3,4コーナーでの機動力がさほど高くない馬ばかりで荒れる可能性が高いので、サトノヘリオスとキラーアビリティのワンツーフィニッシュに期待したい。

サトノヘリオスに注目する理由

  1. コースレコードタイムでの勝ち鞍が2度あり、芝2000mでの時計勝負はもってこいだから
  2. 雨乾きでインコース有利な馬場で馬群を捌いての強襲が出来る馬だから

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