【京成杯AH2022】5分で分かる！出走全馬の前走のまとめ

巻き返しに期待がかかる1頭
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巻き返しに期待がかかる1頭

　今回は⑦ルークズネスト(12人気)に期待する。

　ルークズネストはこれまで「①芝1600m以下」「②坂のあるコースで、上がりがかかるが走破時計が早い」で好走してきた馬である。　

　近3走は馬券外に敗北しているが、いずれのレースも平坦コースで瞬発力が求められ、ルークズネストの好走条件とマッチしなかったことが敗因だ。

　ただし、2走前のパラダイスSでは前目の馬が有利な展開を後方12番手から上がり最速の末脚で5着まで追い込んできていたことから、展開不利の中で地力の高さを見せている。

　そのため、ただ負けるべくして負けたレースではなかったと言え、むしろ人気が下がって美味しいと考える。

　一方、中山芝1600mへの舞台変更は歓迎だ。

　坂があるのはもちろん、土曜日のレースでルークズネストの好走条件②を満たしていることが分かったからだ。

　走破時計に関してはメインの紫苑Sは1.59.9という平凡なタイムでの決着だったものの、10Rの汐留特別(芝1200ｍ)では2勝クラスながら1.07.6という中々の走破タイムが出ているため、今の中山競馬場は高速馬場だと判断出来る。

　また、上りについては去年の4回中山1日目と違って上がり3ハロン33秒台を記録した馬が1頭もおらず、最も早い上がり3ハロンのタイムは34.1秒という、馬力も求められる条件になっている。

　そして京成杯AHは逃げ馬がベレヌスしかいないことからスローペースが濃厚だ。

　前走の朱鷺Sでは中団で溜めて凡走したが、継続騎乗する戸崎騎手が前走同様に中団でジッと控えて1人気の逃げ馬に楽な競馬をさせるとは思えない。

　理想の展開はミドル～ハイペースの締まった流れを先団または好位で立ち回ってしぶとく脚を伸ばす競馬だが、そもそも先行馬が出走メンバーであまりいないため、スタートを決めれば先行策はたやすく相成るはずだし、ベレヌスのペースがあまりに遅いならば番手で突いてペースを上げたり、思い切ってハナを奪ってレースを支配することさえ可能だ。

　前走の反省を活かしての先行策にも期待したい。

　以上がルークズネストの推しの理由である。

ルークズネストの推しのポイント