【宝塚記念2020】ステップレースの馬場傾向を簡単に解説!期待の馬と危険な人気馬をピックアップ!

ステップレース

 今年の宝塚記念は出走登録時点でGⅠ馬8頭が名を連ね、多士済々たしせいせいの様相を呈している。

しかし、週末の雨予報等の不確定要素も孕んでおり、何やら一波乱が起こりそうな予感がする。

 今回は2ページにわたって各ステップレースを馬場傾向の面から振り返り、各馬の好走と凡走要因の情報整理を行う。

その後に巻き返しに期待がかかる2頭と危険な人気馬1頭をピックアップする。

筆者の自己紹介

筆者の自己紹介

  • 筆者名

ロールス

  • 趣味

競馬、麻雀、読書

  • 予想スタイル

 水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。

そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。

  • 2020年度の主な指名穴馬

ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)

キセキ(宝塚記念 6人気)

ディメンシオン(キーンランドC 9人気)

マジックキャッスル(秋華賞 10人気)

 更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!

この記事で分かること

  1. ステップレースにおける各馬の好走と凡走要因を馬場傾向から評価
  1. 巻き返しに期待がかかる注目馬をピックアップ
  1. 凡走しそうな人気馬をピックアップ

各ステップレースの振り返り

GⅠ

香港ヴァーズ(GⅠ) 2019/12/8 香港(良) 2400m

当時の馬場傾向:

  • 内ラチを立ち回った逃げ・先行馬に有利な馬場

【出走馬のレース内容の評価】

  • グローリーヴェイズ

 終始インの7、8番手でレースを進め、直線もインを突いて鮮やかに抜け出した。これは馬場傾向を活かした勝利なので、ハマればやれるくらいの認識でよい。

  • ラッキーライラック

 向こう正面では10番手辺りの外目で競馬を進め、直線は馬場の3分所に出して前を捉えにかかり、2着まで追い上げた。これは馬場傾向に反した走りなので、高評価出来る

大阪杯(GⅠ) 4/5 阪神(良) 2000m

当時の馬場傾向:

  • 走破時計はクラス水準タイムを上回っていた
  • 終日インコースと前目の馬に有利な馬場

【出走馬のレース内容の評価】

  • ラッキーライラック

 先行策でよく伸びる最内を突いて優勝したが、傾向通りの好走なので加点材料無し

  • クロノジェネシス

 外枠から先行するが4角で馬場の2、3分所を回し、直線は2分所辺りに進路を取って2着に惜敗。

4角の進路取りが響いた形なので、その点は少し評価

  • カデナ

 伸びる最内に進路を求め、追い込んで4着を確保。

直線のコース取りは鞍上の好判断なので評価点無しだが、追い込み不利の展開を跳ね返した点は評価出来る

  • ワグネリアン

 中団で脚を溜め、最内を突いて5着。

伸びるインコースを突いて雪崩れ込んだだけなので、特に評価すべき点は無い

  • ブラストワンピース

 上がり勝負の展開、道中の位置取り、直線で3、4分所を回らされる形で不利を幾度となく受けてしまって7着。

 ここは全てが向かなかっただけなので、度外視可能

天皇賞春(GⅠ) 5/3 京都(良) 3200m

当時の馬場傾向:

  • インは伸びにくく、馬場の3分所から外に進路を取った差し馬の好走が目立った
  • 逃げ・先行馬の好走は展開次第で可能
  • 走破時計はクラス水準以上のタイムが連発しており、芝の状態は良かった

【出走馬のレース内容の評価】

  • スティッフェリオ

 道中ではやや飛ばし気味に逃げるキセキを前に行かせて大馬群の先頭でレースを運び、実質スローに落とした逃げの形でレースを支配。

そして直線で馬場の4、5分所に進路を取るとあわやの2着と大健闘した。

 何もかもがハマった印象だったので、評価点は殆ど無い

  • トーセンカンビーナ

 スタートで立ち遅れて後方からの競馬を余儀なくされる。

3~4角でポジションを上げて直線の5分所辺りに雪崩込み、結果は5着。

 直線の位置取りに関しては特に評価点は無いが、出遅れが響いたのは否めない

  • キセキ

 向こう正面でかかり気味にハナを奪うと12秒台前半を刻む、やや早いラップで逃げてしまう。

そのせいで直線では力尽きてしまい、6着に敗北。

 馬場傾向うんぬんよりも、鞍上と折り合わなかったのが痛かった

  • モズベッロ

 道中はインで脚を溜め、直線は3分所に出して次第にインに向かい、力尽きてしまう。

道中で伸びにくいインを走り続けたのが響いた印象。

  • メイショウテンゲン

 出足がつかず後方から競馬を進めるが、直線で伸びにくいインを突いて8着に敗北。

道中の位置取りと直線の進路が良くなかった。

  • ダンビュライト

 最初の1000mを1分3秒程で進めた所でキセキにハナを譲る。

その後は2、3馬身程離れた2番手でキセキをマークするが、直線で力尽きて9着に終わった。

 ペースもさることながら、差し優勢の馬場と去勢明け初戦が響いたか

安田記念(GⅠ) 6/7 東京(やや重) 1600m

当時の馬場傾向:

  • 走破時計は水準より早い
  • インが伸びにくく、3分所から外に出した方が走りやすい馬場

【出走馬のレース内容の評価】

  • ペルシアンナイト

 後方でレースを進めるが、直線で馬場の3、4分所に出しても伸び脚はイマイチだった。

およそ3か月ぶりの実戦によるなまりと東京コースとの相性の悪さが出たような結果だったため、度外視可能

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