デアリングタクトの力は抜けているが、他のメンバーは玉石混交である。今回は相手探しに頭を抱える方へ、面白そうな穴馬2頭を発見したので本記事で共有する。
この記事で共有すること
- 2014年~2020年4月までに述べ1800頭以上の調教を見てきた自分から見た、各馬の調教寸評
- 土曜日の馬場傾向
- 「(1)」と「(2)」から判断した穴馬
- 上位人気4頭についての所見
各馬の調教の寸評
- 調教評価の見方
(高◎→〇→▲→△→×低)
①デゼル △好調維持
②クラヴァシュドール △横ばい
③アブレイズ △前走以前の映像がないため比較は出来ないが、具合は良さそう
④デアリングタクト ▲好調維持
⑤ホウオウピースフル △好気配保つ
⑥リアアメリア △集中力戻る
⑦ウインマイティー △好調維持
⑧スマイルカナ △好気配保つ
⑨インターミッション △横ばい
⑩ミヤマザクラ △インにもたれる仕草を見せる様になるが、及第点
⑪リリーピュアハート △平凡な動きで、特に良化は認められない
⑫マジックキャッスル △相変わらず活気があるが、走りがマイラーっぽい
⑬ウーマンズハート △折り合い心配
⑭フィオリキアリ △平凡
⑮チェーンオブラブ △活気ある走り
⑯ウインマリリン △好調維持
⑰マルターズディオサ △横ばい
⑱サンクテュエール △闘志うかがえず、惰性の調教に見えた
土曜日の馬場傾向
相変わらず走破時計と上がりは早いが、先週よりも明らかに外差しが利くようになっている。
また、枠順に有利不利はなく、直線で特に伸びるコースも認められず、フラットに近い馬場だった。
穴馬2頭の紹介
- リアアメリア
前記事で述べた通り、今回はコース条件が好転するのが主な理由だが、調教ではゴール後もトップスピードを緩めずに最後のコーナーまでしっかり集中して走っていた。
この走りは勝ったアルテミスSの時の調教に似ており、前走より短めの距離を走ったとはいえ、余力も十分で走ることへの前向きさがうかがえた。
また、スマイルカナの単騎逃げ濃厚で他に競りかけそうな馬も見当たらないため、スローペースの切れ味比べになりそうなのも好材料である。
かつて天才と称された逸材がアルテミスSで見せた切れ味がこの大舞台で炸裂しそうだ。
- マルターズディオサ
最終追い切りはゴール前の反応を確かめる程度だったが、相変わらず具合が良く、好調をキープ出来ている。
※ただし、栗東留学をした前走がメイチの可能性があるので、パドックで馬体が萎んでいないかは要チェック!
また、勝利した3戦はいずれもスローペースで上がり33秒台を計測しており、ハイペースの消耗戦よりは決め手比べの方が得意である。前走は極悪馬場で消耗して敗れてしまっただけなので、見限るのは早計だ。
さらに、好位からそこそこ切れ味のある脚が使えるのも本馬の強みである。チューリップ賞では道中でポジションを上げて先団に取り付き、最内で粘るクラヴァシュドールを外から差して破っており、瞬発力勝負では本馬の方が上手と見る。
したがって、上手く先行して逃げるスマイルカナから離れた2番手で実質逃げの形が取れれば、好走確率は高まるだろう。
上位人気馬についての所見
- デアリングタクト…能力が図抜けており、アクシデントが無ければ優勝最右翼
- デゼル…出遅れ癖がある本馬にとって、最内枠は最悪。スタートが悪ければコース取りがままならず、着外か
- クラヴァシュドール…サウジアラビアRCを見るに、切れ味ある脚は使えて300m程なので、ポジションと仕掛け所が鍵
- ミヤマザクラ…切れ味勝負は分が悪いが、ペースが流れれば台頭
まとめ
- 最も調教が良く見えた馬…④デアリングタクト
- 土曜日の馬場傾向…走破時計は相変わらず早いが、先週より外差しが利き出す。また、枠順はフラットで直線はどこでも伸びる
- 穴馬…⑥リアアメリア、⑰マルターズディオサ
- 上位人気馬の所見…デアリングタクトは安牌だが、他3頭は注文が付く
最後に、ここまで読んでいただきありがとうございます。もし質問等がある場合は、下記のフォームからお問い合わせください。
この記事が皆様の馬券的中の一助になりますように!
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