【ヴィクトリアマイル2020】7勝目のG1はここではない!ダノンファンタジーがアーモンドアイを負かすためのポイントについて

 キタサンブラックやディープインパクト等、稀代の名馬達が成し遂げたJRAのGⅠ7勝だが、残念ながらアーモンドアイがその偉業を成し遂げる舞台はここではない。今回の記事では土曜日の馬場傾向を踏まえた上で、ダノンファンタジーが今年のヴィクトリアマイルを優勝すると考えたポイントを語っていく。

この記事で分かること

  • 土曜日の東京競馬場の馬場傾向から見る、ダノンファンタジーの押しポイント
  • ダノンファンタジーがアーモンドアイに勝つ根拠

土曜日の東京の馬場傾向

  1. 先週と変わらず、圧倒的に前の馬が有利

 馬券内に来た殆どの馬は4コーナーの位置取りが5番手以内の、所謂前残り馬場であった。先週の東京芝コースも軒並み逃げ・先行馬が好走していたため、馬場傾向は先週同様と考えて差し支えない。

  1. 走破時計も上がりも早い

 土曜日メインの京王杯スプリングカップの勝ち馬の走破タイムは1.19.8(コースレコードは1.19.4)と、かなりの好タイムだった。また、レース全体の上がり3Fのタイムも33.1と、非常に早いタイムが記録された。つまり、早い走破タイムを出せる基礎スピードと瞬発力、そして最後までバテない底力が必要なのだ。

 ダノンファンタジーは昨年のローズSをコースレコード且つ4コーナー5番手から上がり3ハロン33.1(メンバー最速)で勝利している

このレースのラスト4ハロンのラップは、(11.7→11.0→10.5→11.9)とラップの緩急が激しいので、瞬発力と底力が問われたラップと言える。そのため、今の東京コースは間違いなく合うはずだ

 また、敗れたとはいえ、ペースの早かった秋華賞と阪神牝馬Sでスンナリ先行出来ている点も加点材料な上に、休養明け2戦目で上積みも見込めるため、ダノンファンタジーは穴馬として面白い存在だと言えるのだ。

アーモンドアイの弱点

  1. 距離不足

 アーモンドアイにとってマイル以下は忙しい点こそが、今の東京コースでは致命傷になる。

 アーモンドアイの1600m以下のレースにおける4コーナー位置取りで最も前目につけられたのが、2017/10/08の2歳未勝利戦(15頭立て。東京1600m)の8番手だった。また、直近のマイル戦だった去年の安田記念もスタート直後に外の馬に大きく寄られる不利があったが、発馬自体はあまり早くなかったため、アクシデントが無くても道中10番手以下は避けられなかったはずだ。

 このように、アーモンドアイにはマイルで先行した実績がないため、ここが付け入る隙になるのだ。

  1. 人気馬の脚質に偏り有り

 「1」の観点から差し競馬を余儀なくされるが人気馬は軒並み差し馬なので、アーモンドアイは先行勢をマーク出来ず、道中はリズムよくレースを運ぶしかない。そうなると他の有力差し馬はアーモンドアイをマークせざるを得ず、先行勢がノーマークになる。そうなると差し損ねが発生し、ダノンファンタジーにとって良い展開となるのだ。

まとめ

 大前提として日曜日の馬場が土曜日同様の傾向でなければならないが、ダノンファンタジーは先行出来ればアーモンドアイを倒せると考えている。

 もちろん、ここでGⅠ7勝目を達成される可能性もあるが、ここは馬場傾向に付け込み腹をくくって馬券勝負をしたい。

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 また、ヴィクトリアマイル前哨戦のトラックバイアスについてはこちらから!

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