桜花賞(G1) 4/11 阪神芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ソダシ
好スタートを切ると一目散に先頭に立ったが、外からストゥーティがソダシからハナを奪うとこれに競りかけずに前から2、3番手のインコースに控えた。
直線では内ラチから3、4頭分外のコースから馬なりで抜け出すと、サトノレイナスの猛追をクビ差退けて優勝。
比較的差し馬有利な流れを先行して勝ったのは評価すべきだが、ゴール前では若干脚が上がっており、更なる距離延長がプラスに働くとは思えない……。
ファインルージュ
まずまずのスタートを切ると、ソダシの後ろに付けてこれをマークする。
直線ではインコースからソダシをかわしにかかるが、結局先着は叶わずに勝ち馬から0.1秒差の3着に終わった。
終いの脚色こそソダシと遜色なかったものの、ファインルージュはインコースでソダシをマークした上に比較的差し有利な流れに恵まれたので、高評価は出来ない内容だ。
アカイトリノムスメ
平凡な発馬だったが、鞍上の横山武史騎手が前に行くように促すと、ソダシの外側の斜め後ろの位置に付ける。
4コーナー終いから鞍上が手綱をしごくと直線馬場の2分所辺りになだれ込んでスパートを開始。
だが、加速に時間がかかったせいでソダシに先着出来ず、勝ち馬から0.2秒差の4着に終わった。
展開には恵まれたものの、上位3頭には瞬発力が及ばなかったのが敗因だ。
ただ、ゴール前では地味ながら末脚を伸ばしていたので、本番の馬場が瞬発力が必要な良馬場でなく、上がりがかかるパワー寄りの馬場ならば桜花賞上位勢との逆転が可能かもしれない。
アールドヴィーヴル
まずまずのスタートで中団に付ける。
直線ではシゲルピンクダイヤと馬体が接触して外に弾かれる不利を受けたが、何とか5着に食い込んだ。
確かに道中ではスムーズさを欠いたものの、直線では脚が上がっていた。
そのため、基礎スピード及び瞬発力不足で思うように追走出来なかったのが敗因だ。
ククナ
好スタートを切ったが、先団の位置を取りに行かずに最後尾に下げた。
直線ではインコースからわざわざ馬場の3分所へ進路を切り替えて追い込むが、6着入線が関の山だった。
ククナが記録した上がり3ハロン33.2秒はメンバー2位のタイムだが、終いの脚が上がっていたのを考えると、基礎スピード不足で追走に手間取ったのが敗因だろう。
エンスージアズム
まずまずのスタートを切ると鞍上の岩田望来騎手に促されて中団10番手辺りに付ける。
4コーナー入り口から鞍上が追っ付け出すとジワジワと加速を開始。
直線ではアカイトリノムスメの直後から末脚を伸ばそうとするが、ソダシら上位勢を捕えることは出来ず、8着に終わった。
高速決着のせいで上手く脚が溜まらなかった印象だ。
ホウオウイクセル(回避)
8枠17番からまずまずのスタートを切ったが、先行争いには加わらずに後方で末脚を溜める。
直線では馬場の5分所辺りから追い込むが、上位入線は叶わずに9着に敗北。
レース序盤での後方待機策が裏目に出た上に、ホウオウイクセルが追い込むには馬場が高速過ぎたようだ。
ストライプ
出走メンバーで最も良いスタートを切ったのではと思ったが、外からソダシとストゥーティがハナを奪いにかかるとストライプの二の脚が遅いので先行争いを見送る。
すると、いつの間にか先団グループ目掛けて次々に加速する各馬に埋もれるような形で後方グループに位置していた。
直線ではインコースから追い込みを図るが、上位勢を脅かすような末脚は認められぬまま12着に終わった。
好スタートにもかかわらず、序盤で先行策を取れない加速力が無かった時点で敗北が決定したので、先行勢がもう少し手薄でなければ厳しいだろう。
3歳1勝クラス 4/11 中山芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ミヤビハイディ
道中は後方待機でじっと脚を溜め、直線は大外(馬場の4、5分所辺り)から追い込み優勝。
外が伸びる馬場が味方した勝利につき、特に評価点はない。
フローラS(G2) 4/25 東京芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
クールキャット
8枠からまずまずのスタートを切ると徐々に前目へと進出し、前から4、5番手の馬群外目の位置に落ち着いた。
バックストレッチではアンフィニードルから約5、6馬身離れた位置で大馬群を引っ張る、ララサンスフルの作る緩いペースをリラックスして進めると、直線では馬場の1、2分所から抜群の手応えで脚を伸ばして優勝した。
先行勢に有利なスローペースに恵まれた上に、ルメール騎手の先行策がハマった勝利なので特に評価なし。
スライリー
6枠からまずまずのスタートを切ると、前から3番手の位置で先行競馬を行う。
バックストレッチではララサンスフルの直後に控えて体力を温存すると、直線ではインコースで粘り込み、14人気ながら2着に好走した。
先行勢に有利なスローペースに恵まれた好走なので、特に評価なし。
ユーバーレーベン
スタートがあまり良くなく、中団10番手辺りからレースを進める。
2コーナーで馬場の外側が空くとすかさず外に出し、バックストレッチ及び3、4コーナーではそのまま馬群の外を追走。
直線では馬場の3分所から上がり3ハロン最速の末脚で上位2頭に迫ったが、2着のスライリーとハナ差の3着に終わった。
スローペースで前が有利な展開ながら、直線で中団から外を回して僅差の着順に迫った末脚は高く評価出来る。
また、ユーバーレーベンは人気馬なのであえて小見出しで紹介はしないが、レース当日が中団に構えた馬も好走出来る馬場ならば、オークスはこの馬で鉄板だろう。
ウインアグライア
最内枠からまずまずのスタートを切ると、出たなりでインコースの好位5、6番手のポジションを確保。
そのまま直線までインコースで脚を溜めると、直線を向いた途端に鞍上の和田騎手から一杯に追われた。
だが、前を行くクールキャットらより手応えが悪く、結局上位勢から水を開けられた5着に終わった。
瞬発力不足が敗因なので、上がりがかかる馬場ならば巻き返しは可能。
パープルレディ
平凡なスタートで馬群中団に付ける。
直線ではユーバーレーベンの後を追うように馬場の3分所からスパートを開始。
だが、上位入線の先行勢を捕えきれずに6着に終わった。
後方勢に不利な流れが敗因だ。
矢車賞(1勝クラス) 5/1 阪神芝2200m(良)
出走各馬のレース内容
ハギノピリナ
平凡なスタートで後方2番手辺りに収まるかと思いきや、2コーナーで馬群外からポジションを上げ、向こう正面を向いた頃には前から3番手の先団に収まった。
3コーナー手前から鞍上の藤懸騎手が手綱をしごき出すとジワジワと加速し始め、直線では馬場の2、3分所から長く脚を使って2着のハッピーオーサムを競り落とした。
持久力勝負に関しての適性は悪くないが、今回の勝利は序盤で先行争いが激しくならなかった上に、少数頭で馬群が長くならなかったおかげで比較的楽にポジションを上げられたことが大きな要因だ。
したがって、フルゲートの東京芝2400mで再現性があるレースだったかは疑問が残る。
スイートピーS(L) 5/2 東京芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
タガノパッション
まずまずのスタートでゲートを出ると中団馬群の外に収まった。
道中はジッと中団で構えると、直線では残り400m付近からゴーサインが出されると馬場の3分所から末脚を伸ばして優勝。
決め手が活きる馬場が向いた勝利なので、特に評価点は無い。
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