巻き返しに期待がかかる1頭
今回は⑯アスコルターレに注目する。
注目する理由は、次の2点だ。
- ピッチ走法が小回りコースにマッチするから
小倉競馬場の直線は293mしかないため、コースレイアウト上出来るだけ早めにトップスピードに到達する脚力が求められる。
つまり、小倉競馬場は一完歩ずつジワジワ加速するストライド走法の馬よりも、小さな歩幅で小刻みに加速するピッチ走法で立ち回れる馬に有利に働きやすいコースなのだ。
アスコルターレは4走前のマーガレットSで馬群外からピッチ走法で一気に加速してごぼう抜きを決めた。
一方、直線の長い中京競馬場で行われたファルコンSと葵Sでは加速こそしたもののゴール手前でやや加速が鈍った点が認められた。
これらの点から、アスコルターレの走りは短い直線の小回りコースでこそ光るものだと考えられるので、外差し有利で決め手が求められる今の小倉競馬場でハマる可能性が高い。
- 藤岡康太騎手への乗り替わりがプラス
次に、戸崎騎手から藤岡康太騎手へ乗り替わったのも大きなプラス材料だ。
何故なら、藤岡騎手ならばアスコルターレを中団より後ろで待機させて直線で外を回してくる可能性が高くなったからだ。
そもそも、アスコルターレは前走でなまじ先行策を取ったせいで上手く脚が溜まらずに凡走してしまった馬である。
そんな馬を特段先行有利でもない馬場で再び先行させてくるとは考えにくい。
さらに、藤岡康太騎手と言えば直線で外を回す傾向が強い騎手だ。
例えば、去年の秋華賞ではソフトフルートを馬群を外から追い込ませて3着に好走させたり、過去の北九州記念では19年アンヴァルや16年バクシンテイオー、13年ニンジャを外差しで好走させた経験もある。
加えて、今日(2021/8/21)行われた都井岬特別でも9人気レミニシェンザを直線外へ回して2着に好走させている。
このように、小回りコースで外から差して好走させた実績が光る藤岡康太騎手ならば、今の直線内側が傷んだ馬場で奇をてらってインコースを突く心配がないため、大きな加点材料と見ている。
ちなみに、明日の小倉は小雨が降るかもしれないが、たとえ馬場が渋ったとしても、アスコルターレはもみじSでやや重の馬場をこなしていることから無問題と考えている。
以上2点が、今年の北九州記念でアスコルターレに注目する理由である。
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