【金鯱賞2022】5分で分かる!出走各馬の前走のまとめ

ステップレース

巻き返しに期待がかかる1頭

 正直、今回のレースでは単勝オッズ10倍以内の上位人気馬4頭のうち2頭は馬券に絡むだろう。

 ただ、強いて穴馬を挙げるなら、⑫ランブリングアレーに注目したい。

 ランブリングアレーは、昨年の愛知杯を1.58.7の好タイムで2着に好走している

 もちろん、当時の馬場状態と現在の中京の馬場状態が全く同じではないが、共に「早い走破タイムが出る状態」である。

 さらに、ランブリングアレーは愛知杯で1つの不利を克服している。

 それは、「愛知杯で5着以内に入線した馬達の中で、唯一最後の直線で芝が荒れたインコースで脚を伸ばした」ことである。

 このレースを見る限り、ランブリングアレーはタフな中京芝での適性がとても高いことがうかがえる。

 そして今回のレースは人気のジャックドールやレイパパレらといった前に行きたい馬が多いため、恐らく予想される展開はスローのヨーイドンではなく、早い走破タイムで好走出来る基礎スピードと中京競馬場特有のタフさが求められる展開なため、ランブリングアレーが持つ能力が発揮出来る条件になるだろう

 さらに、上位人気との仕上がりの差も見逃せない。

 すでに重賞タイトルを持つレイパパレやアカイイト、シャドウディーヴァらのコンディションを調教から占ったが、いずれもメイチ仕上げではなく、先を見据えての仕上げだった。

 一方、ランブリングアレーは今年は小倉大賞典で一戦使っており、クラブ規定によって今回がラストランだろう。

 ランブリングアレーの追い切りから仕上がりを見る限り、相変わらず動きが良いためデキ落ちはしておらず、今回も好走に期待が持てる

 そして、恵まれた斤量も加点ポイントだ。

 ランブリングアレーの今回の斤量は54kg。

 ここ2走は重い斤量を背負わされていたため、久々の斤量減は歓迎だ。

 オールカマーではレイパパレに2kg差がありながら先着を許してしまったが、あれは距離適性の差が出たからであり、決して力負けではない。

 加えて、そのタイム差も0.2秒ならば逆転は十分可能である。

 したがって、今年の金鯱賞では先程述べた中京競馬場の適性と臨戦過程、仕上がり差を味方に付けたランブリングアレーの一角崩しに期待する。

ランブリングアレーの狙いのポイント

  1. 去年の愛知杯で見せた、中京競馬場への高適性
  2. 仕上がりについては今年緒戦の馬達と違い、すでに一戦使ったアヘッドがある
  3. 今回は斤量が54kgへと減った点もプラス

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