クリソベリル1強ムードだが、続く有力馬はいずれも不安点があり、意外と難しいレースになりそうな予感がする。
そこで、今回は「ヒモ穴を見つけたい方」や「出走各馬の前走をざっとおさらいしたい人」、「ステップレース分析が面倒な人」向けに、出走全馬のステップレースをまとめ、予想作業の手間を省くことを目的とした記事になります。
この記事で分かること
- 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
- ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる
筆者の自己紹介
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
各ステップレースのまとめ
エルムS(G3) 8/9 札幌ダ1700m(良)
出走各馬のレース内容
タイムフライヤー
道中は中団7番手で脚を溜め、3~4コーナーでは馬場の3分所から馬なりのままスパートを開始。
すると、直線では馬場の2分所に勢い良く切り込み、後続を2馬身離して勝利した。
展開が向いた勝利なので、特に評価点無し。
アナザートゥルース
スムーズなスタートで難なく番手に取りつく。
3コーナーからステッキを入れられながら追われ始め、直線は内ラチ沿いで粘り込むと3着を確保した。
前有利な展開が向いた好走なので、特に評価すべき点は無い。
アルクトス
道中は中団のインコースで脚を溜めると、直線はややバテ気味に最内から脚を伸ばし、6着に入線。
4コーナー時点での位置取りがやや後ろ過ぎたのと、少し距離が長かった印象だ。
エアスピネル
道中は好位6番手のインで脚を溜め、3~4コーナーも良い手応えで駆け抜ける。
しかし、直線では思いのほか伸びず、7着に敗戦。
ゴール直前でバテてはいなかったが、追っても伸びない様子を見ると、展開や馬場より馬のコンディションに問題があったように思える。
サトノティターン
スタートから追っ付けて先団に取りつこうとするが、出足が付かずに後方からの競馬になってしまう。
向こう正面半ば辺りで騎手が手綱をやや強くしごき出したが、3~4コーナーでのライバル達のスパートに付いていけず、直線入り時点ですでにガス欠を起こしてしまって惨敗。
サトノティターンにとって、速いペースの競馬は厳しい印象を受けた。
日本TV盃(Jpn2) 9/30 船橋ダ1800m(やや重)
出走各馬のレース内容
アナザートゥルース
外枠発走から終始インベタで先行策。
直線は先頭で迎えたもののすぐにガス欠してしまい5着。
先行勢に不利な速い流れと、ラスト2ハロンで13秒台が続くタフな流れが向かなかった。
シリウスS(G3) 10/3 中京ダ1900m(良)
出走各馬のレース内容
カフェファラオ
道中は中団8、9番手辺りでレースを進める。
3~4コーナーから大外を通ってスパートを開始すると、直線は馬場の2、3分所からジワジワ脚を伸ばして勝利。
差し有利な展開が味方した勝利につき、特に評価点無し。
メイショウワザシ
内枠を利して前から5番手辺りに付ける。
3~4コーナーでは大外を通ってスパートを開始し、直線では馬場の2分所から粘り込みを図るが、5着に敗北。
前の馬に向かない展開だった割には勝ち馬から0.6秒差しか離されなかったので、このレースぶりは評価出来る。
マイルCS南部杯(Jpn1) 10/12 盛岡ダ1600m(やや重)
出走各馬のレース内容
アルクトス
外枠から好スタートを切り、先行策を取る。
直線は馬場の2分所からジワジワ伸び、コースレコードで勝利。
前有利な馬場と展開が味方した勝利につき、特に評価すべき点は無い。
モズアスコット
内枠を利して先行すると番手を確保。
直線は最内で粘り込みを図るも僅差の2着。
前有利な馬場と展開が味方した勝利につき、特に評価すべき点は無い。
サンライズノヴァ
まずまずのスタートを切り、向こう正面では中団9番手辺りを進む。
3~4コーナーでは大外からスパートを開始し、直線では勢いそのままに馬場の3、4分所辺りへなだれ込んだ。
すると、ジワジワ脚を伸ばして4着に好走。
敗れはしたが、3~4コーナー及び直線で外を回した上に先行有利な展開に反した走りを見せたため、高く評価出来る。
ゴールドドリーム
向こう正面では外目の前から6、7番手で競馬をし、3~4コーナー地点からスパートを開始。
直線は馬場の3分所から末脚を伸ばそうとするが、目立った末脚を見せぬまま6着に敗北。
外を回らされたロスはあるものの、4コーナーで6番手から6着では直線で1頭も抜かせていない計算になるので、評価はしづらい。
インティ
スタートはまずまずだったが、鞍上の戸崎騎手に促されてハナに立つ。
3~4コーナーで手応えが怪しくなるとアルクトスらにハナを奪われ、馬群に埋もれかけている所で直線を迎えた。
果たして、早々と失速して9着に敗北してしまった。
速い流れが向かなかった印象だ。
JBCクラシック(Jpn1) 11/3 大井ダ2000m(やや重)
出走各馬のレース内容
クリソベリル
まずまずのスタートを切ると、難なく先団グループに取りつく。
向こう正面では前から3頭目でジッと脚を溜め、直線は馬場の2分所から抜け出すと最後はやや流し気味にゴール。
確かに展開は向いたが、2着以下に2馬身以上の差を付けた実力は本物だ。
チュウワウィザード
外枠から好スタートを切ると前から2番手の位置を確保し、逃げるダノンファラオをピッタリとマーク。
直線では内から1、2頭分空けた位置から粘り込みを図るも3着まで。
前有利な展開が向いたため、特に評価すべき点は無い。
みやこS(G3) 11/8 阪神ダ1800m(良)
出走各馬のレース内容
クリンチャー
スタートから追っ付けて先団グループに取りつく。
道中は終始最内から3頭程空けた外目で先行すると、直線は馬場の2分所から次第にインに切れ込みながら後続を振り切って優勝。
前有利な展開は向いたが、2着に3馬身差を付けた内容は少し評価出来る。
エアアルマス
好スタートを切るとすんなりと前から2番手を確保。
直線は最内から粘り込むも4着に敗北。
前有利な展開は向いたが、およそ10ヵ月ものブランクが響いた印象。
武蔵野S(G3) 11/14 東京ダ1600m(良)
出走各馬のレース内容
サンライズノヴァ
道中は後方待機。
直線で馬場の5分所から追い込みだすと鮮やかに差し切った。
馬場傾向と展開には恵まれたが、58kgの斤量を背負ったにもかかわらず上がり3ハロン最速の末脚で勝利した地力は評価出来る。
エアスピネル
道中は7番手辺りを追走。
直線は馬場の3分所からピッチ走法で差して3着。
展開は向いたがゴール直前ではやや失速しており、直線が少し長かった印象だ。
タイムフライヤー
道中は7、8番手辺りを追走。
直線は馬場の4分所からジワジワ脚を伸ばして5着。
直線でソリストサンダーやサンライズノヴァに寄られて若干煽りを受けたが、それが無ければ着順を上げれたというわけではないので、特に評価すべき点は無い。
メイショウワザシ
スタートからやや一杯に追ってハナを奪う。
直線では最内から1頭分空けたコースで逃げ込みを図るが、後続馬に呑まれて6着に敗北。
差し有利な馬場と展開の割には先行勢で最先着なので、本番で前有利な展開になるなら見直す手はある。
モズアスコット
向こう正面及び3~4コーナーでは最内から1頭分空けた10番手付近でロス無く脚を溜める。
直線は馬場の2分所から末脚を伸ばすが、ラスト100m付近でピタリと止まってしまった。
59kgの斤量が堪えた印象。
ジャパンカップ(G1) 11/29 東京芝2400m(良)
出走各馬のレース内容
ヨシオ
好スタートを切り、向こう正面では大逃げを打つキセキから大きく離れた2番手で大馬群を引っ張るトーラスジェミニを見ながらレースを進める。
だが、4コーナーを曲がり終えた頃には馬群の最後方でバテており、最下位に沈んだ。
芝のハイペース適性はとても低いと考えてよさそうだ。
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