白毛のG1馬の誕生で終結した阪神JFから早6日、またしても不確定要素が満載の2歳G1レースが始まろうとしている。
人気を集めているレッドベルオーブとステラヴェローチェの前哨戦の舞台は、レコード決着の超高速馬場に不良馬場と、頭ごなしに信用してよいレースなのか疑問が付きまとう。
かといって、他路線のレースも全容が掴めず、どの馬から勝負するかを決めるのは一筋縄ではいくまい。
そこで、今回は「出走各馬の前走をざっとおさらいしたい人」や「ステップレース分析が面倒な人」向けに、出走全馬のステップレースをざっくりまとめ、予想作業の手間を省くことを目的とした記事を作成した。
- この記事で分かること
- 筆者の自己紹介
- 各ステップレースのまとめ
- 新潟2歳S(G3) 8/30 新潟芝1600m(良)
- アスター賞(1勝クラス) 9/12 中山芝1600m(やや重)
- サウジアラビアRC(G3) 10/10 東京芝1600m(不良)
- もみじS(OP) 2020/10/18 京都芝1400m(やや重)
- 2歳未勝利 11/7 阪神芝1400m(良)
- 京王杯2歳S(G2) 11/7 東京芝1400m(良)
- デイリー杯2歳ステークス(G3) 11/14 阪神芝1600m(良)
- 2歳未勝利 11/23 阪神芝1600m(良)
- 秋名菊賞(1勝クラス) 11/23 阪神芝1400m(良)
- 東京スポーツ杯2歳S(G3) 11/23 東京芝1800m(良)
- ラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3) 11/28 阪神芝2000m(良)
- ベゴニア賞(1勝クラス) 11/29 東京芝1600m(良)
- 合わせて読みたい記事
この記事で分かること
- 各ステップレースで発生したトラックバイアスと求められた能力が分かる
- ステップレースにおける各馬の好走・凡走要因が分かる
筆者の自己紹介
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
各ステップレースのまとめ
新潟2歳S(G3) 8/30 新潟芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ショックアクション
まずまずのスタートを切ると、外目の好位に取りついて脚を溜める。
直線では馬場の5分所辺りから末脚をジワジワ伸ばして優勝。
概ね馬場傾向通りの好走につき、特に評価点は無い。
ロードマックス
内枠から好スタートを決め、すかさず前から3番手辺りのポジションを確保。
直線では残り400m付近からスパートを開始し、馬場の6分所辺りから粘り込みを図る。
しかし、残り200m位の地点でガスを起こし、7着入線。
先行策が裏目に出た印象だ。
アスター賞(1勝クラス) 9/12 中山芝1600m(やや重)
出走各馬のレース内容
ドゥラモンド
スタートで出遅れ、後方8番手からの競馬になる。
3コーナーから馬なりのまま大外を通ってスパートを開始し、直線は馬場の2分所から末脚を伸ばして快勝。
展開は向いたものの、終始外を立ち回っての勝利なので、少し評価出来る。
サウジアラビアRC(G3) 10/10 東京芝1600m(不良)
出走各馬のレース内容
ステラヴェローチェ
道中は後方待機策。
直線では、残り400m付近からゴーサインが出ると、馬場の3分所から抜群の手応えで末脚を伸ばし、2着に3馬身を付けて圧勝。
確かに展開は向いたが、重馬場における末脚は評価出来る。
ビゾンテノブファロ
向こう正面では後方8番手の内ラチ沿いで脚を溜め、直線は最内から馬群を割る作戦に出る。
左ムチ連打で次第に馬場の外へ進路をスライドしながら末脚を伸ばすが、6着に敗北。
重馬場が得意とは言い難い内容だったので、度外視可能。
もみじS(OP) 2020/10/18 京都芝1400m(やや重)
出走各馬のレース内容
アスコルターレ
まずまずのスタートを決めると、先頭から4番手辺りで先行策。
直線では馬場の4分所から末脚を伸ばして勝利。
道中は芝が荒れたインを避けて立ち回ったものの、小数頭ながら先行押し切りを決めたのは、少し評価出来る。
2歳未勝利 11/7 阪神芝1400m(良)
出走各馬のレース内容
グレナディアガーズ
好スタートでスンナリと先行策を取ると、直線は最内から1、2頭分空けたコースで粘り込み優勝。
馬場傾向通りの走りにつき、特に評価点は無い。
京王杯2歳S(G2) 11/7 東京芝1400m(良)
出走各馬のレース内容
モントライゼ
内枠から好スタートを切ると、前から2番手を確保。
直線は馬場の3分所付近で粘り込みを決めて勝利。
差し有利な馬場と展開に逆らった好走につき、高く評価出来る。
ロードマックス
まずまずのスタートで中団の外目に取りつき、直線は馬場の4、5分所付近から末脚を伸ばして2着に好走。
展開が向いた好走につき、特に評価点は無い。
デイリー杯2歳ステークス(G3) 11/14 阪神芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
レッドベルオーブ
5分のスタートを決めるも、3コーナー付近までかかり気味に走っていた。
直線では最内を突いて粘り込み、レコードタイムで勝利。
終始経済コースを立ち回った勝利につき、評価点は無い。
ホウオウアマゾン
最内枠から好スタートを切ると、残り1200mでスーパーウーパーにハナを奪われるまで先頭を駆ける。
直線では前から2番手の位置で抜け出し、最内のレッドベルオーブと共に併せ馬で粘り込み、2着に好走。
展開と当時の馬場傾向が味方した好走につき、特に評価点は無い。
スーパーホープ
好スタートを切るが、先行争いには加わらずに6番手辺りで末脚を溜める作戦に出る。
直線は馬場の2分所から末脚を伸ばし、3着を確保。
レース序盤で先行策を取らなかったことと、直線で外へ進路を取ったことが裏目に出た印象だ。
ビゾンテノブファロ
道中は馬群の最後方で脚を溜め、直線は最内を付くも4着まで。
道中の位置取りは後方だったが、直線では伸びる最内を突いた好走なので、特に評価すべき点はない。
カイザーノヴァ
好スタートを切ると、ややかかり気味に先行する。
直線ではホウオウアマゾンを追うように粘り込みを図るが、垂れてしまい5着に終わる。
概ね馬場の恩恵を受けたレースだったので、評価点は無い。
2歳未勝利 11/23 阪神芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
テーオーダヴィンチ
スタートからやや押して先行策を取る。
直線は馬場の2、3分所から末脚を伸ばして勝利。
1000m通過タイムが1.00.9の遅い流れで先行有利な展開に乗じた勝利につき、評価点は無い。
秋名菊賞(1勝クラス) 11/23 阪神芝1400m(良)
出走各馬のレース内容
ブルースピリット
内枠から好スタートを決めてハナに立つと、終始やや荒れた内ラチ沿いを通って逃げ切り勝ちを決める。
荒れた芝を物ともしない馬力と、差し馬に有利な展開で逃げ切った地力は評価出来る。
東京スポーツ杯2歳S(G3) 11/23 東京芝1800m(良)
出走各馬のレース内容
ジュンブルースカイ
まずまずのスタートで外目の好位を追走する。
直線は馬場の3分所から末脚を伸ばして3着。
直線の進路取りはともかく、1000m通過タイムが1.00.5のスローペースで前有利な展開で脚を伸ばしたのは評価出来る。
ラジオNIKKEI杯京都2歳S(G3) 11/28 阪神芝2000m(良)
出走各馬のレース内容
バスラットレオン
好スタートから番手を主張。
直線では最内から2頭分空けたコースで粘り込みを図るが、6着に敗れる。
展開と馬場が向かなかったのと、200mのハロン棒付近で左ムチが入ると馬場の外側へ進路を変えるロスがあったので、度外視可能。
ベゴニア賞(1勝クラス) 11/29 東京芝1600m(良)
出走各馬のレース内容
ビゾンテノブファロ
まずまずのスタートで先団グループに取りつく。
直線は馬場の3分所辺りからスパートを開始するも、4着に終わる。
先行有利な展開は向いたものの、瞬発力の差で敗北した印象だ。
合わせて読みたい記事
※調教予想の参考にご覧ください!
※Twitterしてます!
もしフォローいただければ、ブログ更新のお知らせがタイムラインに届くようになります!
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
皆様の予想の一助になりますように!
コメント