今年も波乱の可能性大である。何故なら、有力馬の脚質に偏りがあるからだ。⑥ダイアトニック、⑩ジョーマンデリン以外は末脚勝負がしたいクチで、いずれも展開待ちの馬達ばかりだからだ。
また、何が何でも行きたい馬がおらず、前目の有力馬であるダイアトニックとジョーマンデリンも逃げ馬をつつくタイプではないため、前目の馬は楽にレースが運べそうだからだ。
そこで、今回は土曜日の馬場傾向を踏まえて、注目の穴馬2頭を簡単にピックアップしていく。
土曜日の馬場傾向について
- 超高速馬場
3R「サラ3歳未勝利」では1.59.7が、11R「STV杯」では1.08.5という重賞並の走破タイムが計測された。いずれも同クラスの水準走破タイムを大きく上回るため、高速馬場と判定出来る。ただし、洋芝らしく上がり33秒台は殆ど出ていなかったので、馬力は必要である。
- 先週同様に前残り馬場
土曜日に行われた芝のレースで3着以内に来た4角5番手より後ろの馬は、わずか3頭(全21頭中)だけだった。また、枠順に大きな偏りはなく、現在の芝の状態は先週同様と思って差し支えない。
注目の穴馬について
土曜日の馬場傾向を踏まえると穴馬の条件は以下の2つと考える。
- 先行力がある馬
- 上がりがかかる馬場で踏ん張った馬
したがって、⑫グランドボヌールと⑮メイショウショウブを今回の穴馬として抜擢する。
穴馬抜擢の根拠
- ⑫グランドボヌール
- 先行力があると考える理由
前走のオーシャンSでは前半3F33.1秒の早い流れを好位6番手で追走出来た点と、2走前の阪神Cにて13番ゲートから前半33.8秒で飛ばして逃げた点から、今回のメンバー中で先行力は上位であると判断した。
- 上がりがかかった馬場で踏ん張ったレースについて
5走前の中京記念は0.4秒差の5着、6走前のCBC賞は0.6秒差の6着と先行馬に厳しい点を評価した。また、共に上がり3F最速タイムが34秒台と馬力が問われる展開だった点もタフな洋芝を走れる要素であると判断した。
- ⑮メイショウショウブ
- 先行力があると考える理由
グランドボヌールと共にペースを作った4走前の阪神Cの走りを見て、同等の先行力があると判断した。
- 上がりがかかった馬場で踏ん張ったレースについて
2018/12/09の阪神JFでは冬場のオーバーシードした芝で差し馬が上位を占める中、道中2番手でレースを運んで0.7秒差の6着に踏ん張ってみせた。このレースを見て、洋芝適性があると判断した。
【補足】思い描いた展開について
ハナは①スリーケープマンボが取るだろうから、マンボの2走前の船橋Sのように前半3Fが33.5~33.9秒で推移しそうだ。その2~4番手でレースを進めて直線で11.5→11.8→12.0といった風に徐々にラップがかかる展開になれば、持ち前の粘りを見せて好走が可能だと考えた。
まとめ
- 今回の穴馬…前残りと見て⑫グランドボヌールと⑮メイショウショウブ
- タフな洋芝をこなせる根拠となるレース
⑫グランドボヌール⇒2019年中京記念と2019年CBC賞
⑮メイショウショウブ⇒2018年阪神JF
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