単勝オッズ1桁台の馬がズラリと並ぶ様は難解な夏競馬の風物詩ともいえる。
あまつさえ、今年の函館記念は重賞実績馬があまりおらず、例年よりも小粒なメンバーのため、いつもより予想が難航してしまうのも無理からぬことだろう。
そこで、今回は
「函館記念で穴馬の狙いが定まらない方」
「土曜日の馬場傾向に合いそうな穴馬を探している方」
向けに、舐められた実績馬を1頭紹介していく。
筆者の自己紹介
- 筆者名
ロールス
- 趣味
競馬、麻雀、読書
- 予想スタイル
水族館や動物園で生き物をじっくり観察するのが楽しみの1つ。
そんな性質から、各馬の調教とステップレースの内容、土曜日の馬場傾向に注目し、穴馬を選んでいくスタイルが好み。
- 2020年度の主な指名穴馬
ソーグリッタリング(エプソムカップ 5人気)
キセキ(宝塚記念 6人気)
ディメンシオン(キーンランドC 9人気)
マジックキャッスル(秋華賞 10人気)
更なる穴馬をお届けするべく、現在は競馬予想本を読み漁って仕入れた知識を予想に取り入れるべく、鋭意修行中!
この記事で分かること
- 土曜日の馬場傾向から浮上した、実績ある穴馬1頭
- 「1」で挙げた穴馬を推す3つの理由
土曜日の馬場傾向と、実績ある穴馬について
土曜日の馬場傾向
- 高速馬場
その代表例として、最終レースの「かもめ島特別」では、「1.47.6」というクラス水準の走破タイムを大きく上回る好時計決着であった。
したがって、好走するには早いタイムでレースを走破出来る基礎スピードが求められる。
- インコース有利
メインレースの函館2歳Sで上位入線した馬は、直線で軒並み最内に進路を求めていた。
中でも印象的なのが3着入線のラヴケリーである。
ラヴケリーは終始インで脚を溜め、直線もなるべく外を回さないように馬場の2分所付近を突いてきた。
片や、外を回した馬達は掲示板争いがやっとの位置までしか追い込めず、インコースを立ち回るよりも明らかなロスが生じていた。
これが意味することは、「インの馬場状態は良好」ということである。
したがって、現在の馬場状態はインコースをロスなく立ち回った方が好走しやすいと言えるのだ。
- 逃げ・先行有利
特筆すべきは逃げ馬の成績にある。
人気に拘わらず、本日行われた芝7レース中6レースで逃げ馬が5着以内に入り、内4レースでは3着以内に入線した。
反対に、差し・追い込みは殆ど機能せず、好走には先行力が必要なのが浮き彫りとなった。
実績ある穴馬
以上の土曜日の馬場傾向を加味した結果、「④ランフォザローゼス」が最も面白い穴馬として浮上してきた。
穴推しの3点の理由
- 高速馬場で強敵相手に善戦経験あり
具体的には、以下の2レースで善戦しているため、ランフォザローゼスには高速馬場をこなせる素地があると睨んでいる。
- 青葉賞(2着)
- 主な出走馬
リオンリオン、カウディーリョ、ウーリリ、ピースワンパラディ、トーセンカンビーナ
- レースのポイント
やや重の馬場を勝ち馬と同タイムの2.25.0で走破。
また、3~6着に差し馬がなだれ込んだ展開で先行して2着に踏ん張ったのも評価点。
- 毎日王冠(5着)
- 主な出走馬
ダノンキングリー、アエロリット、インディチャンプ、ペルシアンナイト、モズアスコットなど
- レースのポイント
先行有利の流れを中団から差して5着。
当時は3歳だったので54㎏と斤量に恵まれたとはいえ、展開不利を跳ね返した点は評価出来る。
- 好印象なローテーション
具体的には、捨てレース消化後に参戦というローテーションに勝負気配を感じている。
普通に考えれば、2400mの重賞で勝ち負けを演じた馬を1400mに出走させるのはナンセンスだが、先を見据えた「調教代わりのレース」として出走させたのならば話は別だ。
そして1400mのレースに出走させた意図は、あえて適正距離外の短距離レースを使うことで馬に刺激を与えてスピード能力の向上を促し、中距離レースにおける先行策の成就をもたらすためだろう。
そう考えれば、一見首を傾げる1400mのレースへの挑戦に得心がいくのだ。
- 先行策が得意な騎手は〇
先行させればしぶとい武豊騎手を配したのは、今の前残り馬場では都合が良い。
理想は逃げるトーラスジェミニの番手に付けることだが、極端な追い込みでなければ好位でも問題無い。
キタサンブラックの逃げ等で前目の競馬に定評がある武騎手ならば、先行馬が手薄なメンバー構成も相まって、好枠を利して先行粘り込みが相成る可能性がアップしたと見てよい。
まとめ
- 土曜日の馬場傾向
- 高速馬場
- インコース有利
- 逃げ、先行有利
- 実績ある穴馬
④ランフォザローゼス
- ランフォザローゼスを推す3つの理由
- 高速馬場で強敵相手に善戦経験あり
- 捨てレース経由の参戦に勝負気配
- 先行策が得意な騎手への変更が良い
- (おまけ)函館記念2020のステップレースについて
こちらからどうぞ。(レース予想や回顧、今後のレース資料としてお使いください)
以上、最後まで読んでいただきありがとうございます。
ご質問等がある場合は下記の問い合わせフォームからお願いします。
コメント